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年を重ねた古道具を求めて
古門前町、新門前町を歩いてみましょう。
久し振りのにわか雨に嬉しくなった京の街も人も
すっぽり濡れて生まれ変わったように潤っています。
頭上の電線が低く感じられるような狭い道を
曲がるともう骨董屋さんが軒並みです。
さぁー、今日はどんな出会いがあるのでしょうか。
→ 地図を見る
1.てっさい堂
電話:075-531-2829
営業時間:10時〜18時
年内無休
繩手(なわて)通りを曲がった小さな古門前通りに
「てっさい堂」
があります。楽しく踊るような字で・・・
「多くて楽しい 道具の店 お気軽に お入りやす」
と看板にあるので、ドアを開けてみました。入ってビックリ!!
憧れの染付け、伊万里がぎっしりと山のように何段にも重ねてあります。傷がつくなんて言ってられない、数があるから仕方なくこうなっているようです。
さっそく、奥に入って見ましょう。
* ポイント *
大きな荷物をもっていると(特にショルダバッグは要注意)、高価な品物にひっかけて壊してしまいます。
入り口に置かせてもらうか、お店に預けましょう。割ってからでは手遅れ。
すべてお行儀よく並べられていてその中に、必ずお気に入りのものが見つかること間違いなしです。また小さな空間に飾られた野草や苔などに水滴が涼しげにかかっていて、ご主人の優しい気持がしのばれます。時間のたつのも忘れタイムカプセルのドアを押し現実に戻りました。
* 特徴 *
このお店の特徴はバラ売りが多いこと。単品から又、セットとして揃えることも自由にできます。 こっちとあっちを組合せるのも面白い。 聞いた話ですが、ここのご主人はずいぶん昔に仕入た値段を取り替えるのが面倒だからと安いままの値段がついているそうですよ!?
住所:京都市東山区古門前大和大路東入元町371−3
アクセス:京阪電車「三条駅」から徒歩
2.花伝堂
電話:075-531-9501
営業時間:11時〜19時
定休日:木曜日
この奥深い路地に10軒も家があるなんて信じられない路地のどんつき(突き当り)に花伝堂があります。普通のお家と変わらない格子戸に朱色のなほおずきが吊るしてあるのですぐ見つかります。
(時期によって花は変わりますが)
「こんにちは」と声をかけながら戸を開けると、すぐ土間と玄関にはたくさんの古道具が座っています。あまり見かけない理由(わけ)ありの一点ものが多く伺えば色々教えていただけそう。
どの道具にも値段がついていないので一つ、一つご主人に尋ねると話が弾みます。3人も入ればいっぱいのお店なので外でお客さんが待っていました。
* ポイント *
ご主人を独り占めすると申し訳ない。色々お話を聞きたいのは私だけではありません。
他のお客さんにもその機会を仲良く分けましょう。
「雨にぬれはらんように気ぃつけて」とやさしい奥様に見送られて店を出ました。
* 特徴 *
いくつもの古美術骨董講座の講師でもあるご主人は、素人にもとても解かりやすく楽しく古美術のことを説明してくれます(お手すきのときに限りますが)。
骨董中級者にピッタリのお店です。
住所:京都市東山区古門前通り元町382―2
アクセス:京阪電車「三条駅」から徒歩
3.八木美術店
電話:075-541-1671
営業時間:10時〜18時
年内無休
何が出てくるのか分からないくらいスリル満点のお店。
食器の隣に慈愛のこもった仏像が座っていたり、 おもちゃ箱をひっくり返した(?)ような楽しさがあります。
あなたが目利きの骨董好きならわくわくするでしょうし、 まったくの素人ならこんなものも骨董なんやと笑ってしまいます。
* 特徴 *
なつかしい!!と思う品に必ず会えます。
大掃除をしてずっと探していた物を探し当てたような感激があります。
住所:京都市東山区新門前通花見小路西入ル
アクセス:京阪電車「三条駅」から徒歩
4.新門前橋
お店から出ると先ほどの雨もやんで、渡る石橋に小さな水溜りが幾つか出来ています。ふと、白川を見ると4羽の水鳥が仲良く遊んでいます。川で水ごけをついばんでいる姿が可愛らしく、思いがけず出会った京の風情でした。
かしこまった骨董を見ているととても緊張してしまって疲れが出るものです。ちょっとこの辺で秋の始まった白川のほとりを歩いて風に吹かれましょう。
5.辰己大明神
辰巳稲荷で道は二股に分かれており、辰巳通に沿って白川が流れています。江戸時代からの遊興の地で、たそがれ時ともなるとお座敷に急ぐ舞妓さんや芸妓さんがあちこちで見られます。
特に白川にかかる巽橋のあたりは紅殻格子に駒寄せ、2階窓のすだれも粋なお茶屋さんが石畳をはさんで立ち並び辰巳神社がしっとりとした情緒をかもし出しています。この界隈は「重要伝統的建物群保存地域」に指定されているのも頷けます。
6.やかた
電話:075-533-1955
営業時間:11時〜18時
定休日:月、火曜日
広い間口はよく磨かれた総ガラスで、育ちの良さそうな道具がこちらをむいています。「このまま上がってもよろしいか」と、聞きたくなるくらい床にきれいなカーぺットが敷かれています。
清楚な女店員さんがお店の道具に大変詳しくどれも丁寧に教えてくれます。そんな時、長い傘を持ったお客さんが入って来ました。
※ やはり長い傘はすぐお店に預けましょう。そして器を見せて頂く時は両手でしっかり扱いましょう。又かなりの高級品を見せて頂く時は、腕時計をはずしたほうが店の方に信頼されます。
* 特徴 *
大変良心的な値段に納得のいくものばかりで、気持ちよく雨に塗れた舗道にでました。
住所:京都市東山区縄手通り新門前上ル東側
アクセス:京阪電車「三条駅」から徒歩
7.観山堂
電話:075-561-0126
営業時間:9時〜19時
年内無休
お店の前の蹲(つくばい)がこちらの目印。
ここはイケそうとピンと来て「こんにちは」と入ってみると、アイビ−調の派手なシャツが似合うご主人が笑顔で迎えてくれます。
奥の茶室に飾ってある黒塗りの配膳盆が、かなりぼってりとした厚みのある10枚セットです。「きれいですね。」と言うと
「その下にしまう箱があるやろ。これが又ええのや。」と、とても気さくなご主人です。
※ 高級な漆器類はじかに手に取るとお店によっては嫌がられる場合があるので伺ってからにしましょう。昔から「京都の箱入り」と言われるように(女性のお話ではありません)、京都の人は中のうつわよりはそれが収まる箱や能書きにうるさいようです。ですから「箱がええやろ」となるのですね。
* 特徴 *
掘り出し物コーナーがあります。
(玄関口の所。見落とさないでね。)
『京都に来たらまずここへとすすめられたのが新門前界隈でした。骨董は「滅びの美」といって壊れるからいいのです。それを大事に人間が守って伝承していく。永い間、人の手を渡ってきた道具は見る人の心を癒しなごませてくれます。』
これは「花伝堂」のご主人のお話です。
京都にはまだこんな旧い街並みに個性豊かな骨董屋さんがあって、趣向を凝らし競いあっているのですね。なかなか敷居が高くてはいりにくいというのが本音ですが、ぜひ友達を誘って思い切って一軒目の店をトライしてみましょう。「こんにちはー」といながら戸を開けてみることです。これができるとどんな店も怖くない!!
店の人が笑顔で話し掛けてくれればもう話はどんどん進みます。「入門編」は卒業です。
主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
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