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京のお話

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園山明子さんの

美人のオーラを作る礼儀作法


第26回 和服美人シリーズ・椅子の座り方

私がかつて成人式に出席したとき、会場で女性達が椅子に座っている姿には、育ちの善 し悪しが一目瞭然でした。 あの振袖の、長い袖です。きちんと膝の上に重ねて座っている人と、ぶらーんと床の上に引きずらせていても全然気にならない、といった様子の人がいました。 皆同じ二十歳の成人のはずなのに大きな違いです。 「そんなの親に言われた事無い」はこの年で言い訳にはなりません。 周りの人を見回したときに気づいて直すくらいの事はできる大人になっているはずです。 これから成人される方、成人式を迎えるお嬢様がいらっしゃる方は気をつけて!

最近では浴衣姿にいろんな色のペディキュアやネイルアートをほどこした爪の女性を見かけるようになりましたね。そこで今一度、ご自分の手足の指先を見てみて下さい。

椅子での正しい座り方の原則は、足がきちんと床に着くことです。 決してブラブラさせないでください。 そして、つま先をそろえるくせをつけるとよいでしょう。 高い椅子ならば、浅く腰を掛けなければ床に足が届かないでしょうし、逆に低い椅子なら、深く腰掛けなければ足が余ります。 柔らかい椅子であれば、体重によるへこみも考慮して、幾分深く腰掛けましょう。 このように、椅子の状態と自分の足の長さ、また体重によって座り方 が決まってくるのです。

■椅子の掛け方
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1:椅子の左側に立ちます。 2:椅子の背を軽く持ち、 右足を斜め前にふみ出します。 3:左足を揃え、 椅子の正面に立ちます。
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4:裾をきれいに整えながら 浅めに椅子に腰かけます。 5(前面):背筋をまっすぐ伸ばし、つま先が開かない様に両足を そろえ垂直におろします。 6(側面):帯が崩れないよう背もたれから背中と話して座ります。手はひざの上で組みます。
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●袖が長い場合は前で重ねて軽く手をおきます。

 洋服の場合、フレアースカートのように裾が広がりやすいものであれば、あらかじめ、 ひざの後ろを両手で押さえ、余分なものを入れ込むようにして座れば、座ったあとに衣服がはみ出すようなことがありません。 和服の場合も同じように、立褄が広がりますと、裾が乱れてしまいますので、ひざの後ろを両手で押さえ、立褄の部分を引き込むようにして座ると、裾すぼみの美しいシルエットが出ます。 振袖の場合は、袖を床に引きずらないようにひざの上で左袖が上になるように重ね、軽く手を置きます。また、腰かけている時に目上の人が入室されたらすぐに立ち上がり、その方が着席されてから改めて腰をおろします。 腰かけたままでいるのは失礼になりますから気をつけたいものです。

 これまでの注意事項に気をつけて、練習してみてください。 原則として、

・左から着席する
・背もたれにもたれかからない
・ひじ掛けに体重を乗せない
・腰を曲げたり足を組んだりしない
・両ひざをつけ、つま先が開かないようにする
・着物の袖が長い場合は、前で重ねて軽く手を置く

美しいしぐさが自然体で表せたら、あなたの礼法は本物となるでしょう。

このコラムを書きながら思わず、背筋を伸ばし、足を揃えてしまいました。 思えば一日において椅子に腰掛ける機会はたくさんあります。 それだけ椅子に腰掛ける姿は、他の人からも目につき易いものですし、また普段からいつでもどこでも練習できるものとも言えます。 かつて園山先生が我が社を訪れ、パソコンの前に座られた時の様子を思い出して、私もこれから毎日気を緩めないように練習していきたいと思います。

あなたが「美人のオーラ」を持っているかどうか、 それは椅子の座り方に現れてくるのです。 !

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山



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