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部屋に通されたら、まず自分が座って失礼にならない場所を見つけます。 (第八回「知っておきたい上座・下座」参照) さて、迎える側の注意点ですが、来客が分かっている場合は、あらかじめ座布団を敷いておき「座布団をどうぞ」と勧めましょう。 来客側も勧めの言葉がないのに、座ってはいけません。 手土産を自分の下座側脇に置き、あいさつします(後は第四回「お中元シリーズ 贈答品の渡し方」参照)。
膝行、膝退の仕方
正座の状態から少しの距離を進退するには、いちいち立ったり、座ったりせずに、ひざと手を使って前後に移動します。 これを膝行(しっこう)、膝退(しったい)といいます。 下がる場合は、同じようにひざ先を浮かして下がるとスムーズにできます。 日ごろからの練習が大切な作法といえるでしょう。
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| 体の両脇よりやや前方に
三つ指をつきます。 |
ついた手に体重をかけ、膝を
浮かせるようにして前に出ます。 |
床から手を離し、正しい姿勢と
同様に手を膝の上で組みます。 |
座布団の勧め方と当て方
正式な座布団は、一方が輪、三方が縫い合わせになっています。 飾り糸のある方が「表」。両面にある場合、またはない場合には、縫い目に『きせ』のかかった方が「表」です。 この輪の方がお客さまのひざ頭にくるように勧めます。
座布団の勧め方
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| 座布団の輪が客の前になるように中表の二つ折りにして左手に受け、右手で軽くおさえて持ちます。 |
客の前に座って、
二つ折りのままひざ頭の
前におきます。 |
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| 半分を手前に開き、
両側を持ってひざから
滑らせるように
前に置きます。 |
一呼吸して手の位置を
手前(輪のほう)に移して
客の前に勧めます。 |
座布団の下座におりる場合
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| 斜めに三つ指をつき、
体も斜めになります。 |
三つ指の位置を変えながら、
座布団の下座ににじり下がります。 |
座布団の下座に座り、
裾を整えます。 |
座布団の後ろにおりる場合
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| 座布団の両側に三つ指をつきます。 |
後ろへにじり下がり、降り足が畳についたら立ち上がります。 |
座布団の下座から座る場合
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| 座布団に三つ指を斜めにつき、体も斜めにしてひざを少しのせます。 |
上座の方の三つ指を座布団の真横まで移し、正面を向くように片ひざずつにじりあがります。 |
座布団の中心まで行きます。 |
座布団の後ろから座る場合
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| 座布団に両膝を少しかけ、両側に三つ指をつきます。 |
両指に体重をかけ、体を浮かすようにして片ひざずつにじりより、座布団の中心までいきます。 |
裾の乱れをきれいに直し、座布団からひざがでないように座ります。 |
このような作法は、足が痛くないよう、そして冷えないように、またそうした相手の好意を踏み付けることのないように、という配慮から生まれたものです。 ですから、立ったまま座布団を踏み付けることは、絶対に避けなければなりません。 その心得さえあれば、後ろから座ろうと、横から座ろうと、かまいません。 その場に応じて自然に座ることができるよう練習してみてください。
図でみるだけよりも、実際にお家で実践された方がすぐに慣れることと思います。 「作法」とはいっても、今までに自分が何気なくしている動作とほとんど変わらないのではないでしょうか。 ですから、ちゃんと覚えなくてはならないのは座布団の勧め方くらいでしょう。 さほど難しくは無いはずです。チャレンジしてみて下さい。
畳の上で、フローリングの床の上で膝行・膝退の錬習!
「美人のオーラ」を得るためにはほんの少しの練習が必要なんですね!
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