* Copyright(C)2004 Hyakkajiten,Inc. All rights reserved.
*
サイトマップ
WWW を検索   サイト内検索  
*

京のお話

TOPへ戻る  
市田ひろみさんの

京都論


第9回 花街の格式

一人前の舞妓、芸妓に育てるためには、お行儀から芸事万般をきちんとしつけられます。 お座敷に出してもらえるようになるまでには、下働きをして初めて芸事の稽古をさせてもらえるのです。そして毎日研鑚するのです。 なかなか厳しいようですよ。

こうした特訓をうけてきただけあって、芸妓さんにはチャーミングな人がとても多いのです。男の人だけでなく、女の人でも芸妓さんの人柄にひかれてファンになるくらいです。 また、どんなにエライ人、気難しい人が来てもお相手ができるだけの才覚があります。京都の芸妓は昔から芸で立つとい心意気があって、京舞、太鼓、三味線、お茶、お花とどれをとっても一流の腕前です。そうしたプライドに支えられて、政財界の大物や大会社の社長さんを相手にしても芸妓さんはけっして物おじしません。相手がだれであろうと「ハハーッ」なんてことはしないし、平気でボロカスにいって会話を楽しんでいます。

市田ひろみ著「京の底力」 ネスコ文芸春秋より

 私事ではありますが、一人仲良しになった舞妓さんがいます。 とあるお茶やさんでのお茶のお稽古で出会い、長く世間話をしていた事もあります。 彼女はいつも女将さんに怒られてばっかりだったようです。

 舞妓さんもやっぱり普通の女の子。京都では舞妓さんがキティちゃんの巾着を下げて歩いていたり、仲良く二人でファッションビルで買い物をしている姿(どんな服を買ったのか気になりますね)を時々見かける事があります。

 「おたのもうします〜」と、か細い声で現れ、頭に乗っけたお飾りを見せてくれたりととても可愛らしい舞妓さんです。でも私とプライベートな内容の話をしている時であっても、彼女の話し振りは立派な舞妓さんでした。晴れの舞台でも、いつも困ったような顔をしていた初々しい彼女も、いつしか忙しくなっていき、会う機会が随分減ってしまいましたが、それだけ彼女を必要としてくれている人たちが増えていくのはいいことだと思います。

 先日雑誌に載っていた彼女の顔は以前より引き締まり、その首を愛らしくかしげていました。失敗して叱られながらもたくさんのお稽古事をこなし、あらゆるお客さんたちとの出会いのなかで、彼女も色々と話術や舞いのセンスを磨いていった事でしょう。「おねえさん、おねえさん」と親ってくれていた日々が懐かしく、少し寂しくなってしまいますが、またいつか彼女とお茶屋遊びなんかをしてみたいと思っています。

まとめ:e京都ねっと 小山



*
京都地図京のニュース京のたべものや京の名物おみやげ京都カレンダー
プレゼント京のお話京のおばんざいレシピ京の名物・物産販売掲示板街の口コミ食べある記
京都素材館京都リンク集メルマガ登録会社概要ホーム
*
* e京都ねっと(サイト運営・管理会社  株式会社トラット)
京都市中京区菱屋町41番地
京都観光に関するご質問は、口コミ情報満載の「掲示板」をご利用下さい