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新緑の庭園リスト
庭園鑑賞の豆知識
新緑の庭園リスト
新緑を歩くコース(1)
新緑を歩くコース(2)
新緑を歩くコース(3)
庭園リンク集
鞍馬寺 奥の院
神社祭祀初期のもので、庭園になる以前の原初形態の一つ。
650万年前に金星より降臨した魔王尊を祀っている魔王殿の周辺に露出している石灰岩は
2億6000年前に海底が隆起したもの。
磐座という高山の巨石郡などを自然石を神として信仰の対象とし、
この石を神々に見立てて神聖な場所としたといいます。
鞍馬寺本殿裏から奥の院への山道に牛若丸の遺跡があります。
作庭期:上古
作庭家:未詳
アクセス:「出町柳駅」より 叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」
問い合わせ:075-741-2003
鞍馬周辺観光コース
東本願寺 渉成園
東本願寺の別院。周囲にカラタチが植えてあったことから枳殻邸とも呼ばれています。
幕末に2度の火災に遭い建物は焼失しましたが、池水、石組みは当時のままだといわれています。
鶴亀二島や蓬莱島を配し、春は梅や桜、夏は菖蒲や水蓮、秋には紅葉と
四季折々の風情を楽しむことができ、国の名勝にも指定されています。
作庭期:平安
作庭家:石川丈山
アクセス:地下鉄烏丸線・JR 「京都駅」
問い合わせ:075-371-9210(東本願寺本廟部参拝接待所)
東本願寺周辺観光コース
勧修寺
平安時代の優美な庭園は、氷室の池を中心とする池泉回遊式。
書院前庭には水戸光圀寄進と伝える石灯籠があり、勧修寺型灯籠として知られています。
藤、杜若、花菖蒲などが咲き、樹齢750年と伝えられるハイビャクシンは必見。
作庭期:平安
作庭家:林賢、徳大寺静意
アクセス:地下鉄東西線「小野」
問い合わせ:075-571-0048
平等院 鳳凰堂
池を配した庭園は史跡・名勝で、創建当初は宇治川や対岸の山並みを取り入れて、
西方極楽浄土を表現したものといわれています。ツツジ、
フジ
、スイレンなどの花々が咲きます。
作庭期:平安
作庭家:藤原頼通
アクセス:JR奈良線・京阪電鉄「宇治」駅
問い合わせ:0774-21-2861
宇治周辺観光コース
法金剛院
昭和に森蘊氏によって発掘復元改修された平安時代の庭園。
大変豪華な滝石組が見所。
名勝に指定されている回遊式庭園には極楽浄土に青、黄、赤、白色の
大きな蓮の花が咲いているということに因み、4色の蓮の花が集められました。
7月には大賀ハスや即非蓮、王子蓮など70品種もの蓮が色とりどりに次々と咲き競い、
見頃となる真夏の早朝に合わせて「
観蓮会
」が行われます。
作庭期:平安
作庭家:林賢、徳大寺静意
アクセス:JR嵯峨野線「花園駅」
問い合わせ:075-461-9428
衣笠周辺観光コース
浄瑠璃寺
池を中心とした庭園は、特別名勝・史跡とされ、阿弥陀堂を東に向け、
その前に苑池を置き、東に薬師仏をまつって浄土式庭園としました。
現在は地割のみを残しているものの、優美な雰囲気は伝わってきます。
春には紅梅、椿、桜、夏にはあやめやあじさいに桔梗、
秋には萩や紅葉に柿冬は水仙など四季折々の花が楽しめます。
作庭期:平安
作庭家:未詳
アクセス:JR「加茂駅」から奈良交通バス「浄瑠璃寺前」
問い合わせ:0774-76-2390
見学の留意点:夜のライトアップは一般公開していません
積翠園
現在は
リゾートホテル
が受け継いでいる名勝は、平安朝時代末期の造庭として知られている名園“積翠園”。
平重盛(小松殿)邸跡と云われており、これまで庭園研究家、愛好家などが鑑賞に来訪していました。夜泊石組が見所。
作庭期:平安
作庭家:未詳
アクセス:市バス206「東山七条」もしくは京阪「七条」駅
問い合わせ:075-541-8288(フォーシーズンズホテル京都)
鹿苑寺(金閣寺)
池泉回遊式庭園で特別名勝・特別史跡。
萩の違い棚と南天の床柱で有名な茶室夕佳亭があります。
春は桜が咲き、夏はの青々とした紅葉と金のコントラスト、秋は真っ赤な中に、
冬は雪化粧と季節によって印象が異なります。
作庭期:鎌倉
作庭家:未詳
アクセス:市バス101・205「金閣寺道」
問い合わせ:075-461-0013
金閣寺特集「金閣寺細見!」
天龍寺
当時の原型を残す曹源池庭園は曹源池を中心に、亀山や嵐山を借景にした池泉廻遊式。
日本で最初に史跡・特別名勝に指定されました。瀧石組、橋石組、岩島の構成等の石組みが見所。
自然石による橋は、日本庭園の橋石組として最古の例。滝石組は龍門瀑の形式。
作庭期:鎌倉
作庭家:夢窓疎石
アクセス:市バス28「嵐山天龍寺前」
問い合わせ:075-881-1235
嵐山周辺観光コース
南禅院
公安年中亀山上皇がこの地の風光明媚を愛し、離宮造営。等身大の亀山法皇座像(重文)があります。
園池は梵竺仙禅師の作庭という枯滝三尊石、蓬莱石が保存されています。
紅葉の名所としても有名。
作庭期:鎌倉
作庭家:夢窓疎石
アクセス:市バス5「南禅寺・永観堂」
問い合わせ:075-771-0365
見学の留意点:特別拝観については京都古文化保存協会(075-561-1795)へ問い合わせ。
南禅寺周辺観光コース
知恩院
大小方丈前の回遊式庭園は、玉淵坊作と伝えられます。
足南部の池の中島及び石組には築造当初の匂いが濃く、心字池や、茶室の葵庵、徳川家権現堂などが続き、
春の桜、初夏の新緑、秋には池に写る紅葉、冬には雪景色など四季折々の風情を漂わせています。
作庭期:鎌倉
作庭家:玉淵坊
アクセス:市バス12、31、46「知恩院前」
問い合わせ:075-531-2111
知恩院周辺観光コース
慈照寺(銀閣寺)
下段の庭園は池泉回遊式庭園(特別名勝・特別史跡)で、足利義政が数年にわたり造営、善阿弥など当代一流人の作庭。
東求堂内同仁斎は、室町書院の代表である。
江戸時代初期からつくられたといわれる本堂前の中国の西湖の白砂を段形に盛り上げた型の銀沙灘、
義政の月見跡の向月台の二つの砂盛りが印象的で、月の光を反射して銀閣を照らすといわれています。
上の庭園はお茶ノ井庭園ともいい、昭和6年に発掘した岩石群は枯山水庭園。
作庭期:室町
作庭家:玉淵坊
アクセス:市バス5・17「銀閣寺道」
問い合わせ:075-771-5725
見学の留意点:弄清亭(奥田元宋の襖絵)は、
春
と
秋
に特別拝観期間あり。
それ以外の見学は5人以上で往復はがきで10日前に申込み。
銀閣寺周辺観光コース
醍醐寺 三宝院
慶長3年の豊公醍醐の花見に際し、金剛輪院の庭を、急遽大池泉庭園に改修、
それ以来二十数年経営、現今の庭園となりました。
秀吉設計で、東南に三段の滝、池中に鶴亀両島、石組は豪華。
南に須弥山式の集団石組、土、板、石の三種類の橋の変化もおもしろく、
藤戸石をはじめ名石奇石を配しています。
作庭期:桃山
作庭家:賢庭
アクセス:地下鉄東西線「醍醐駅」
問い合わせ:075-571-0002
京都の世界遺産・醍醐寺
圓徳院庭園
桃山期らしい豪華絢爛な庭園。
京都の庭園の中でも一級の石組構成が美しい。
また松や楓などの樹木を配した豪快な枯山水。
近年、茂った樹木が整備され、往時の大変美しい姿が甦った必見の庭。
檜垣の手水鉢も見所。
作庭期:桃山
作庭家:賢庭
アクセス:市バス206「東山安井」
問い合わせ:075-525-0101
見学の留意点:圓徳院内は特別公開時以外は電話、ハガキにて要予約。
散策ご案内
桂離宮
元和年間から寛永の初め(17世紀初期)にかけて、桂宮の初代智仁親王によって創建された別荘。
約6万9400平方メートルの敷地に、古書院、中書院、新御殿を主に、池のまわりに書院、
茶亭を配し、庭と建築の構成、融合が見事。
離宮建築最高の技法と、日本庭園美の集大成といわれます。
小堀遠州作といわれていますが、正確には作者は不明。全庭、茶の露地的な雰囲気を漂わせながら、
どこを見ても美しい構成は、第一級の池泉庭園といえます。
飛石、燈籠や手水鉢の種類など、見所は沢山あります。
作庭期:桃山
作庭家:八条宮初代智仁親王、二代智忠親王
アクセス:市バス33「桂離宮前」
問い合わせ:075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
見学の留意点:往復はがきによる申し込み又は、宮内庁京都事務所参観係の窓口・インターネットでも申し込めるが、定員になり次第締め切り。詳細については、電話にて問合せ。
表千家露地
千利休の子の少庵が千家再興を許された時、利休の遺席の不審菴をこの地に移し,
表千家となりました。
天明の大火後、露地や茶室が整備されますが、再び火災に遭います。
表門は仕官していた紀州家からの拝領で,寛政6年(1786)に建てられた祖堂は
四畳半茶室の点雪堂や利休の祀堂などからなり、重要文化財となっています。
国指定名勝の庭園は歴代宗左家元の好みが積み上げられた茶庭で深山幽谷の趣が感じられます。
文禄4年(1595)春屋宗園の賛がある絹本著色千利休像は重要文化財になっています。
作庭期:桃山
作庭家:未詳
アクセス:市バス9「堀川寺ノ内」
問い合わせ:075-432-2195
見学の留意点:電話で問い合わせ。
西陣周辺情報
二条城 二の丸
二条城二の丸庭園の多くの名石で形造られた池には蓬莱島など3つの中島。
島に架けられた石橋、二段の滝の石組、ユニークな蘇鉄の植栽が景に変化を添えています。
書院造庭園である二の丸庭園は神泉蓬莱の世界を表した庭園と言われ、
また八陣の庭とも呼ばれています。国の特別名勝。
作庭期:桃山
作庭家:小堀遠州
アクセス:市バス9「二条城前」
問い合わせ:075-841-0096
二条城周辺情報
仙洞御所
徳川幕府が建てた御所。
二条城の御幸御殿を移築し、御殿は7度焼失し、現在は庭園と一部茶室が残っているのみ。
2つの大きな池と、茶室を配した池泉回遊式の庭園があります。
最初の作庭は小堀遠州の手によるものでしたが、その後幾度となく改造されていき、
現在では遠州作の片鱗はほとんど残っていません。
東側出島付近にある、切石による直線構成の護岸が遠州作の唯一残っています。
玉石による美しい洲浜は見所。
作庭期:江戸初期
作庭家:小堀遠州
アクセス:地下鉄烏丸線「今出川駅」、「丸太町駅」
問い合わせ:075-211-6348
見学の留意点:往復はがきによる申し込み又は、宮内庁京都事務所参観係の窓口・インターネットでも申し込めるが、定員になり次第締め切り。詳細については、電話にて問合せ。
スタッフレポート
京都御所
京都御所は御苑の中央北部にあり、東西約249メートル、南北約448メートルの築地塀と
清流の溝に囲まれた広い域内の建物。
現在のものは江戸末期の1855年(安政2)に平安朝の古制を模して再建したもので、
その以前の建物はたびたび焼失。
紫辰殿など10殿舎を渡廊下でつなぎ北側に皇后宮常御殿など5殿舎。
小御所前には大きな池を配した優雅な庭園があります。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:地下鉄「今出川/丸太町」
問い合わせ:075-211-6348
見学の留意点:往復はがきによる申し込み又は、宮内庁京都事務所参観係の窓口・インターネットでも申し込めるが、定員になり次第締め切り。詳細については、電話にて問合せ。
京都御所周辺情報
裏千家露地
千少庵の子の宗旦が北裏に隠居所として今日庵を建てたのが始まりです。
茶道家元の雰囲気を作り出している一間腕木門の表門の内側は、国の名勝となっている庭園が広がり、
利休遺愛の三つ小袖石の手水鉢や利休灯篭などが配され、山里の佗しさを感じさせます。
裏千家住宅として重要文化財となっている一群の建物は一畳台目の今日庵をはじめ4畳半の又隠、
棟札に天明8年(1788)とある寒雲亭など歴代宗室家元の好みを反映しております。
天明の大火後,天保10年(1839)ごろまでの間に再建されました。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:市バス9「堀川寺ノ内」
問い合わせ:075-431-6474 (茶道資料館)
見学の留意点:非公開
西陣周辺情報
修学院離宮
17世紀中頃、後水尾上皇が比叡山麓に造営した広大な山荘。
約54万5000平方メートルの敷地に上・中・下3つのお茶屋(庭園)から構成され、
いずれも数奇な趣向の茶亭等が閑雅にめぐらせた池の傍らに立ちます。
借景の手法を採り入れた庭園は我が国を代表するもので、自然と建物の調和が絶妙。
作庭期:江戸初期
作庭家:後水尾上皇
アクセス:市バス5「修学院離宮道」
問い合わせ:075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
見学の留意点:往復はがきによる申し込み又は、宮内庁京都事務所参観係の窓口・インターネットでも申し込めるが、定員になり次第締め切り。詳細については、電話にて問合せ。
散策ご案内
西本願寺 滴翠園
金閣、銀閣と共に「京の三名閣」の一つに数えられる飛雲閣内にある庭園。
中に建てられ柿葺の三層からなる楼閣建築で、前面が滄浪池に面し、
舟で出入りするようにつくられています。
金閣・銀閣が左右対称であるのに比べ、建物全体の景観を非左右対称に配置し、
不規則な中に巧みに調和を保ち、見る位置によっていろいろと変化させ楽しませてくれます。
作庭期:江戸初期 明治改修
作庭家:未詳
アクセス:市バス9・28「西本願寺前」
問い合わせ:075-371-5181
見学の留意点:非公開
散策ご案内
藪内家露地
茶家・藪内家は、武野紹?門下で利休の弟弟子にあたる剣仲紹智(けんちゅう)を流祖とし、
代々西本願寺の保護を受け400余年の歴史を歩んでいます。
現存する藪内家の露地や建物は、二代月心軒が西本願寺の門前町に屋敷を移した
当時の様子を今に伝え、燕庵(えんなん)があります。
燕庵の腰掛待合いの前にある中露地には、千利休の屋敷にあったものを初代藪中斎が
小袖3つと交換したとされる「三ツ小袖石」というひときわ大きな飛び石があり、
足利義政遺愛と伝えられる石燈籠「雪の朝(あした)」もあります。
ほか、「戸摺石」「戸下石」といった珍しい石があります。
中露地にある延段は様々な大きさの自然石を取り合わせた石畳で構成され、
古田織部の茶室と共に写されたもので、織部燈籠もあります。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:市バス9・28「西本願寺前
問い合わせ:075-371-3317
見学の留意点:非公開
散策ご案内
智積院
江戸初期を代表する池泉廻遊式庭園は、中国の廬山を形どったといわれ、
収蔵庫には、長谷川等伯一派による桜・楓図(国宝)など極彩色の障壁画を展示しています。
千宗旦の次男宗守が寛文年間に造った武者小路千家の茶室。
江戸期に3回焼失、明治初めに再建。官休庵ほか半宝庵、環翠園、祖堂、弘道庵など
名席を飛石でつなぎ、中門の「編笠門」石灯籠などを含め露地庭園は雅趣に富んでいます。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:市バス206・208「東山七条」
問い合わせ:075-541-5361
金戒光明寺・西翁院露地
天正12年(1584)に、光誉清玄を開山として創建。
茶室「淀看席」は重文で、かつて下地窓から伏見、淀川まで遠望できたといわれています。
侘茶の奥義を極めた藤村庸軒が作った茶室で、閑雅な造り。
席は三畳で、床前二畳と手前座が中壁で仕切られているところが大きな特徴で、
この囲みは「宗貞囲」と呼ばれています。
広々とした裏地には庭木も少なく、高台からの眺望を大切に考えた飛石・敷石本位の作庭といえます。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:市バス100「岡崎神社前」
問い合わせ:075-771-2204(金戒光明寺)
見学の留意点:非公開
散策ご案内
仁和寺
本坊にある御室御所御殿は御所風たたずまいで、豪華な障壁画が見事です。
仁和寺庭園の東西にくびれた池は南北朝の典型な特徴を示します。
また、石組には元禄時代の手法が残ります。
木立の奥には江戸時代建築の重要文化財建造物である飛濤亭があります。
仁和寺にある光格天皇遺愛の席と伝えられる四畳半の茶室と水屋・台所からなる草庵式本位の茶席です。
同じく江戸時代建築の重要文化財建造物である遼廓亭は二畳半代目の茶室と広間・水屋等からなる
草庵風と書院式を加味した茶席。
仁和寺門前の尾形光琳邸から移したと言われています。
その露地庭は築山に小池をうがち、飛び石と延段を配した書院式茶庭である。遅咲きの「御室桜」は有名で名勝。
作庭期:江戸初期
作庭家:未詳
アクセス:市バス26「御室仁和寺」
問い合わせ:075-461-1155
見学の留意点:場所によって電話またはハガキ(〒616-8092京都市右京区御室大内33 総本山仁和寺)で拝観係に事前要予約。
散策ご案内
東福寺 普門院
東福寺本坊の庭園は、重森三玲の作庭による4つの枯山水。
「八相の庭」と命名されています。
力強い石組の南庭、苔と石や白砂と刈込の市松模様の北庭、西庭、北斗七星の東庭。
意匠はそれぞれに斬新。普門院は開山堂の西に位置する寝殿造風の建物で、
開山国師常住の方丈とつたわります。
内部は三室に仕切られ、その襖絵は花鳥草花・唐人物を主題とし
七十四面(重要文化財、桃山-江戸)からなる、画流各派の競作が残されています(現在は収蔵庫に収納)。
開山堂・普門院をはじめ、書院、庫裏、楼門、裏門そして鐘楼を合わせて全7棟が、
国の重要文化財に指定されています。
作庭期:江戸初期
作庭家:重森三玲
アクセス:市バス208「東福寺」、JR奈良線・京阪電車「東福寺駅」
問い合わせ:075-561-0087
見学の留意点:受付終了は15時半まで。11月のみ8時~16時半(受付終了は1時)
散策ご案内
大徳寺・芳春院
客殿背後の庭園は市内でも珍しい楼閣山水庭園で、「飽雲池」と称し、杜若や睡蓮が美しく映える庭です。
1617年(元和3)、横井等怡と小堀遠州の作と伝えます。
打月橋で結ばれ池中に立つ二重楼閣建築の呑湖閣は春屋宗園の昭堂で、庭と同年の建築だが、
現在の建物は1804年(文化1)に再建されたもの。金閣・銀閣・飛雲閣と並んで京の四閣と称されます。
作庭期:江戸中期
作庭家:横井等怡と小堀遠州
アクセス:市バス206、101「大徳寺前」
問い合わせ:075-492-6010
見学の留意点:非公開
官休庵露地
武者小路千家の茶室。江戸期に3回焼失、明治初めの再建。
官休庵ほか半宝庵、環翠園、祖堂、弘道庵など名席を飛石でつなぎ、
中門の「編笠門」石灯籠などを含め露地庭園は雅趣に富みます。
露地は南面の西から東へ、更に北へと奥深く細長く続きます。
弘道庵は渡り廊下をへて東隣にあり、南北の露地を挟む形となっています。
さらに北には二階建ての茶室、起風軒があります。
露地の南東隅には外腰掛並びに下腹雪隠があり、北端に南向きの内腰掛が設けられています。
表玄関からは弘道庵寄付にすぐに入ることになります。
作庭期:江戸中期
作庭家:未詳
アクセス:市バス9、101「今出川新町」
問い合わせ075-411-1000
見学の留意点:非公開
散策ご案内
等持院 書院
等持院は足利将軍家の菩提寺で暦応4年(1341)年足利尊氏が等時寺の別院として夢窓国師を開山に創建。
尊氏の死後、その墓所となり、等持院として改めました。
庭園は東西に分かれ、西の庭は芙蓉池と称し衣笠山を借景にした地泉回遊式であり
北側に義政公好みの茶室清漣亭があります。霊光殿に歴代将軍の木像を安置しています。
作庭期:江戸中期
作庭家:夢窓疎石
アクセス:バス26「等持院道」
問い合わせ:075-461-5786
散策ご案内
三千院 聚碧園
宸殿前に広がる苔の密生した樹林の庭を有清園といい、藤原時代を代表する往生極楽院(重文)が建ちます。
三千院の聚碧園は量感豊かな皐月の刈込が美しい。有清園には本尊を納める単層入母屋造り、
柿葺きの往生極楽院が建ちます。庭一面の苔も見事。一年中四季折々の花が楽しめます。
作庭期:江戸末期
作庭家:未詳
アクセス:京都バス17・18「大原」
問い合わせ:075-744-2531
見学の留意点:団体30人以上の説明希望の場合は電話かファックス(075-744-2480)にて要予約
散策ご案内
寂光院
境内は、平家物語‘大原御幸’の巻に描写されています。
境内には汀の池など『平家物語』ゆかりの名がつけられた遺跡があり、趣深い。
汀の池は本堂前西側にある庭園で、心字池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがあります。
本堂前北側の庭園は回遊式四方正面の庭で、林泉・木立・清浄の池として表現され、幽翠な趣の名園です。
雪見灯籠は太閤豊臣秀吉家寄進の南蛮鉄で作られた鉄燈籠で、伏見桃山城から移設されました。
作庭期:江戸末期
作庭家:未詳
アクセス:京都バス17・18「大原」
問い合わせ:075-744-3341
散策ご案内
無鄰庵
山縣有朋の別荘跡です。
明治に日露戦争の開戦を決定した「無鄰庵会議」が開かれたところでもあります。
無鄰庵の庭園は、東山を借景とし、疏水から引き入れた水の流れがゆったりとした曲線を描いています。
傾斜地を巧みに利用した、なだらかな流れの庭で、植治の技量の高さを表す庭園として名高く、
東端には醍醐寺三宝院の滝を模した三段の滝。池、芝生を配した池泉廻遊式庭園。
明るく開放的な明治時代の特徴をよく表わした名園として国の名勝に指定されています。
作庭期:明治
作庭家:小川治兵衛
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」
問い合わせ:075-771-3909
見学の留意点:
散策ご案内
対龍山荘
南禅寺界隈にある市田対龍山荘。
山荘内の茶室露路裏にあるウルシ科のハゼノキは、一帯は苔庭の台地で、北側に小川の流れがあり、
流れに沿う吹寄せの低い生垣が根系の北面をしきっています。
株元には飛び石がならびます。
明治の庭師、小川治兵衛氏の設計施工にかかるもので、当時の植栽になるものです。
作風は自然主義的なもので、水量の豊富なこの界隈の特色を生かした流れのある庭園で、
借景を取り入れながら作庭されており、治兵衛翁の卓越した技量の高さを知ることが出来ます。
作庭期:明治
作庭家:小川治兵衛
アクセス:市バス5「南禅寺」、「永観堂」、地下鉄東西線「蹴上駅」
見学の留意点:非公開
散策ご案内
円山公園
1886年(明治19)開設の市最古の公園。
八坂神社の東、東山を背に86600㎡あり、自然の丘陵を利用して池泉回遊式庭園を模して
造られた公園を中心に、料亭や茶店が散在、四季を問わず風情があります。
京都随一の桜の名所で、花見時の「祇園の夜桜」は圧巻。
野外音楽堂、あずまや、藤棚、便所、池泉、噴水。
作庭期:明治
作庭家:小川治兵衛
アクセス:市バス206「祇園」停留所
問い合わせ:075-561-0533(円山公園管理事務所)
散策ご案内
平安神宮 西神苑
平安神宮の神苑は、南・西・中・東と4つの神苑から成り、それぞれ異なる趣を持ちます。紅枝垂桜、花菖蒲など折々の花も見事。西神苑は周囲を蒼林にかこまれ一角には滔々と水の流れ込む滝があります。心落ち着く閑静な庭をなし、訪れる人を安らかな心地にしてくれます。池の辺には「花菖蒲」が群生し、初夏から秋口にかけては池の水面に「睡蓮」と「河骨」が彩りを添えます。 花菖蒲については日本古来の品種ばかり200種・2000株が咲き競います。見頃を迎える6月上旬から下旬には、白虎池上に「八ツ橋」が架かり一層の風情が増します。
作庭期:明治
作庭家:小川治兵衛
アクセス:市バス5「京都会館美術会館前」
問い合わせ:075-761-0221
散策ご案内
野村碧雲荘
「碧雲荘」は、大和銀行創設者、野村徳七翁が精魂込めて造った別邸で、完成するまで13年間を要しました。3000坪の広大な地に、大池をうがち、1500箇を越える大小の庭石を用い、平安朝庭園風の周遊式・回遊式・鑑賞式を兼ねた壮大な庭園で、数寄屋建築としても優れたものとして近代庭園の代表作とされています。現在もゲストハウスとして利用されています。多彩な趣味人としてしられた野村は徳庵と号し、茶室は薮内流免許皆伝、和歌、書画の他、能(観世流)は趣味の域を越え「畏風堂々、あたりを払う」芸に仕上げたと言われています。
作庭期:大正
作庭家:小川治兵衛
アクセス:市バス5「南禅寺」、「永観堂」、地下鉄東西線「蹴上駅」
見学の留意点:非公開
散策ご案内
西芳寺
西芳寺(苔寺)の庭園は、史跡・特別名勝で、上段が枯山水で、下段は大和絵のような池泉回遊式で黄金池は「心」の字を描いており、豪快な三段構成の枯滝石組。すべてが百余種を越える緑苔で覆われた幻想的な静寂の世界です。庭園内の茶室・湘南亭は、重要文化財に指定されています。
作庭期:南北朝
作庭家:夢窓疎石
アクセス:地下鉄烏丸線「四条烏丸駅」より市バス29「苔寺道」
問い合わせ:075-391-3631
見学の留意点:庭園だけの拝観は行っておらず、「参拝」とは本堂で行われる宗教行事(写経等)を中心としたものします。
要予約で、往復ハガキに希望日、人員、代表者名住所を明記。
2ヶ月前から受付1週間前迄に必着のこと。
松尾大社 松風苑三庭
昭和の名庭「松風苑三庭」のうちの磐座、曲水の庭は昭和を代表する作庭家、庭園史研究家である重森三玲の絶作です。息子の重森完途が引き継いで曲水の庭と蓬莱の庭を、1997年に孫の重森千青が瑞翔殿庭園を作庭し、三代に渡る庭園が完成しました。磐座、池泉、枯山水という3つの庭園様式が表現されています。
作庭期:昭和
作庭家:重森三玲、重森完途、重森千青
アクセス:阪急嵐山線「松尾」駅、市バス28「松尾大社前」
問い合わせ:075-871-5016
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上賀茂にある大邸宅。 人目につかないようにあえて剪定をせず木々を茂らせた日本庭園を各部屋から望み、大きなガラスの引き窓を開放する...
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