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もみじ祭

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夕霧供養

 
音曲、舞踊、茶、花、和歌などあらゆる技芸に通じ、
さらにその美貌で人気を集めた江戸初期の
島原の遊女、夕霧太夫。
近松門左衛門の「夕霧七年忌」の
モデルにもなったほどの名妓と言われています。

夕霧供養では、島原の太夫を招いて
本堂で法要を行い、その後太夫は禿(かむろ)を
従え墓地まで道中し、花を供えてお参りをします。
その後、太夫は同日開催の「嵐山もみじ祭」に合流します。

また、霊宝館の秋季特別公開も開催されており、
国宝の本尊釈迦如来像胎内納品などを見ることができます。
  • 場所:清凉寺(右京区嵯峨釈迦堂)
  • 日程:2023年11月12日(日)
  • 時間:法要:10:20~、太夫道中:11:00~
  • 料金:400円(太夫道中見学は無料)。本堂霊宝館共通券:700円
  • アクセス:市バス28「嵯峨釈迦堂」またはJR「嵯峨嵐山」駅より徒歩約14分
  • お問合せ:075-861-0343
島原の遊女、夕霧太夫について
夕霧は嵯峨中院の生まれで俗名を「てる」とも伝えられています。
京都島原(下京区西新屋敷にあった花街の俗称)廓の扇屋四郎兵衛の抱え遊女となり、
その後の寛文2年(1662)扇屋が大阪新町廓に移り、江戸の高尾、
京の吉野と並び名妓夕霧はたちまち大阪髄一の全盛をうたわれたといいます。
彼女は、延宝6年正月6日、26歳にしてその生涯を閉じました。
常照寺には太夫が寄進した山門と墓があります。

江戸前期には太夫などの最上級の遊女は芸事だけでなく
武家、公家、上層町人の相手を務めるだけの教養を兼ね備え、
金や権力に媚びない資質も必要としました。
当時吉原の遊女3,000~4,000人の中で太夫は10~20人ほどだったといいます。

夕霧太夫の書いた、待つ春の文は、彼女の才能と人柄があらわれている美しい文章で、
これを着物の袖などに縫い込んだり、箪笥にいれておくと生涯衣類に不自由しないと
伝えられています。類稀な「才・色・品・情」を併せ持った夕霧太夫は多くの人々を魅了し、
その後近松門左衛門の歌舞伎狂言・浄瑠璃にも劇化上演されて人気を博し、
「廓文章」は、現在でもなお親しまれている歌舞伎です。

2代目夕霧太夫は、歌舞伎役者の初代中村鴈治郎(扇屋の孫娘)の末娘、
女優の故中村芳子が襲名しました。彼女は
「あでやかに 太夫となりて 我死なん 六十路過ぎにし 霧はかなくも」
と詠んでいます。

 
嵐山もみじ祭
嵐山もみじ祭  小倉山の紅葉を讃え、
嵐山一帯を守護する嵐山蔵王権現に感謝する祭です。
小督船や能舞台船、狂言船など趣向を凝らした船が、
大堰川に浮かびます。
島原太夫によるお点前披露が行われる夕霧祭
同時開催され、太夫の道中も。雨天中止。
→スタッフレポートはこちら

  • 場所:嵐山・渡月橋一帯(右京区嵐山)
  • 期間:2023年11月12日(日)(毎年11月の第2日曜)
  • 時間:午前の部:10時半~、午後の部:13時半~、島原太夫のお点前:13時~15時、島原太夫道中:14時半~(※過去の例)
  • 料金:島原太夫のお点前:500円。
  • アクセス:京都バス71、72、73「嵐山」、阪急・京福「嵐山」駅、JR「嵯峨嵐山」駅
  • お問合せ:075-861-0012(嵐山保勝会
     
「東福寺~泉涌寺 -窯元もみじまつり/窯元大陶器市-」
窯元もみじまつり  錦秋の東山をバックに繰り広げられる、アートな催し。
紅葉の名所・東福寺と泉涌寺の間にある
約50軒の窯元が、市価の3~7割引という
破格で京焼・清水焼提供する陶器市のほか、
ギャラリー、工房見学・・・
この秋を一段と楽しくしてくれるイベント。
陶芸教室のほか、おでんやぜんざいのコーナー、
スタンプラリー、抽選会も。雨天決行。
  • 場所:泉涌寺窯元一帯(東山区泉涌寺東林町)
  • 期間:2023年11月18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)
    時間:10時~16時半。(雨天決行)
赤山禅院・もみじ祭
赤山禅院・もみじ祭 参道には露店も出て賑わいます。
是非、23日の数珠供養と共に楽しみたいところです。
古くなった数珠は、比叡山延暦寺の
千日回峰行満大阿闍梨の導きにより供養されます。
  • 場所:赤山禅院(左京区修学院)
  • 期間:11/1~/30(※過去の例)
  • 時間:9~16時半頃
  • 料金:拝観自由。数珠を供養したい場合は志で。
  • アクセス:市バス5「修学院離宮道駅」または叡電「修学院」駅より徒歩約20分
  • お問合せ:075-701-5181
長楽寺・もみじ祭と久寿扇祈願会
長楽寺・紅葉祭りと扇祈願会 長楽寺は、文人や歴史上の人物が多く関わった
由緒あるお寺。平家物語のヒロイン「建礼門院」のひとり語りと琴の奉納があります(※過去の例)。
本堂で時宗ならではの厳かな行事「薄念仏会」と、久寿扇(平敦盛の奥方・玉織姫による
後鳥羽上皇の病気平癒祈願に霊験を発揮した扇)
祈願の後、祈願済みの扇(茶扇)が授与されます。(※2022年5月に開催)
特別展も同時開催。雨天決行。当日受付有り
  • 場所:長楽寺(東山区八坂鳥居前)
  • 期間:※令和の大改修工事(2024年3月31日まで)により、庭園が観られない状態となっています(拝観料は当面800円から600円になっています)。
    11/23(※毎年同じ日程です)
    時間:扇祈願会:14時~、15時~(※2022年5月に開催)
  • 料金:扇祈願会:4,000円(拝観料含む。予約制)。特別展拝観料:650円
  • アクセス:市バス206「祇園」
  • お問合せ:075-561-0589
地主神社・もみじ祭
自然の恵みに感謝。家内安全、無病息災を祈る。
拝殿では神楽巫女による「剣の舞」「紅葉の舞」「扇の舞」が奉納されます。
夜は隣接する清水寺や、付近の高台寺でライトアップも行われ、
一日中古都の紅葉を堪能できます。
  • 場所:地主神社(東山区清水)
  • 期間:※社殿修復工事のため2022年8月19日より閉門中(工期約3年)のため神事のみ(非公開)。
    11/23(※毎年同じ日程です)
     
  • 時間:14時~14時40分
  • 料金:拝観自由 ※別途清水寺の入山料300円が必要
  • アクセス:市バス206「五条坂」
  • お問合せ:075-541-2097
比叡山延暦寺・「比叡のもみじ祭り」
紅葉の京都を見下ろせる比叡山周辺。秋季特別拝観も行われています。
バスで登るのも楽しみのひとつに。もみじ祭は横川中堂(よかわちゅうどう)で行われます。
無料抽選会があり、特別企画として、「至福大根炊き」(※過去の例→11月13日(土)~23日(火・祝)) も開催されます。
  • 場所:比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本本町)
  • 期間:2023年10月28日(土)~11月23日(木・祝)
  • 時間:9時~16時半
  • 料金(大人):東塔・西塔・横川共通券:1,000円
  • アクセス:京阪バス・京都バス比叡山頂行き「延暦寺バスセンター」より比叡山内シャトルバス「横川」下車
  • お問合せ:077-578-0521
貴船神社・紅葉祭
別名「御火焚祭」。本殿で、ロクロヒキリと呼ばれる古来からの火をおこす道具で
神聖な火をおこし、境内斎場の約1万本の火焚き串を円柱に汲み上げた護摩壇が築かれ、
神官の祝詞が奉上された後、点火されます。
  • 場所:貴船神社
  • 期間:11/7(※毎年同じ日程です)11時~
  • アクセス:京阪「出町柳」駅より叡山電鉄「貴船口」駅
  • お問合せ:075-741-2016

主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので
事前にご確認お願いいたします。

 

一言コラム

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