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[葵祭]葵祭エピソード

『源氏物語』に登場する「葵祭(賀茂祭)」

 最も有名なのは「葵」の巻「車争い」の場面ではないでしょうか。

斎院御禊の日、一条大路において光源氏の正妻「葵上(あおいのうえ)」と、元恋人の「六条御息所(ろくじょうみやすどころ)」の乗る御所車同士によるトラブルを描いています。
「六条御息所」の車が先に停めてあったものの粗末な車であったため、後から来た「葵上」の車が割り込み、双方の車方が喧嘩状態に。
無理やり立ち退かせられ、しかもその相手の車に乗っていたのが光源氏の正妻と気づき、屈辱的な敗北が後に、「葵上」が「六条御息所」の生霊に取り憑かれて、亡くなるという悲劇への発端となります。

一条旧大宮通を西に入ったところの北側の民家の壁に「源氏物語ゆかりの地・平安京一条大路跡」という説明板が設置してあるそうです。

源氏物語(車争)図屏風の画像はこちら

2023年は上皇ご夫妻が観覧へ 。4年ぶりに「路頭の儀」(行列)を斎行

上皇ご夫妻が5月14~18日に京都府と奈良県を私的に旅行され、京都大宮御所に宿泊され葵祭を観覧のほか、皇室にゆかりの尼門跡寺院・大聖寺などを訪問する予定だそうです。

大聖寺は、明治天皇の妃・昭憲皇太后が宮中行事で着用した最高位のドレス「大礼服」が、上皇ご夫妻の支援のもと修復を終え、保管されています。  ⇒スタッフレポート 

下鴨神社周辺スポット

下鴨神社境内南の参道沿いにあり、かつて神社学問所絵師の浅田家邸宅だった建物を改修した「鴨社資料館秀穂舎(しゅうすいしゃ)」。 

また、そこから南に下がったところにある「旧三井家下鴨別邸」が、1925(大正14)年に建てられた建物や、幕末期以前の茶室を有する重要文化財として一般公開されており、 様々な催しも行われています。
⇒スタッフレポート

  


葵祭当日、最後に行なわれる神事とは...?

一般の観光情報には、行列が上賀茂神社に着き、社頭の儀と走馬の儀を終えたところまでが葵祭だとされていますが、実はその後も密かに神事は続いているのだとか。
その内容とは...→スタッフレポート

2012年春「御蔭祭保存会」が発足、祭を古来の姿に。

葵祭に先駆けて12日に行われる御蔭祭は、御蔭山で新たに生まれた神を下鴨神社に迎える神事です。
その行程を古来の姿に戻し、復興、保存継承をすべく保存会が設立されました。
下鴨神社と摂社の御蔭神社とを自動車で行き来していたのを、全行程を徒歩で巡行するなど、祭りを古来の姿に戻し、国の重要無形民俗文化財の指定も目指したいとしています。

行列を飾る葵

「葵祭」という名の由来
「賀茂祭」が一般に「葵祭」という名前で親しまれるようになったのは、
江戸時代の元禄7(1694)年の再興以降のことといわれ、
祭当日は勅使や供奉者の衣冠や御所車、牛車等全て葵の葉(双葉葵)で飾る事からとされています。

加茂社から御所に納められる葵。
桂の枝に挿した飾り「葵桂」にも使われ、5月4日の「御禊の儀」で斎王代を彩ります。

葵の森の復活を願って「葵プロジェクト」
葵祭には、約7500本もの葵が使われます。
葵は山の清流のほとりや深い杉木立の中で自生しており、水の汚れを嫌います。
保存がきかないので、祭に向けた納入期限の4,5日前に一気に採取しなければなりません。

かつては神社に自生する葵でまかなわれていましたが、環境の変化等で量が激減し、
現在は市内の山から調達しています。

そこで生まれたのが、上賀茂神社境内に緑を再生する「葵プロジェクト」。
その一環として、神社から近隣の小学校が計400株の双葉葵を譲り受け、
増やした葵の一部は、境内の庭園「渉渓園」にも植え戻されています。

2007年、その小学生が育てた双葉葵が2008年から葵祭で使われることになりました。
自生する葵以外が葵祭で使われた事はこれまでに無く、神社境内と学校で栽培中の双葉葵が、
斎王代や女人列の衣装を飾りました。

葵祭名物・申餅(さるもち)が140年ぶりに復活!

申餅は、葵祭の申の日に食べて無事息災を祈った故事にちなんだお菓子で、
江戸時代の文献「出来斎京土産」にも下鴨神社の境内で売られている様子が描かれて いるそうです。
明治以降は庶民の習慣が廃止され、申餅の販売も中断されていましたが、
下鴨神社の宮司が地元の和菓子職人に依頼し、代々の宮司に継承されてきた口伝えを元 に再現しました。
丹波産の小豆と餅米を使い、小豆のゆで汁で餅をついたはねず色の餅菓子で、
葵祭当日の5月15日から下鴨神社や宝泉堂にて販売されます。

2009年度の斎王代は皇族出身

2009年は、嵯峨天皇の有智子(うちし)内親王が初めて「斎王」となって1200年目という節目に当たります。
この記念すべき年の斎王代役に選ばれたのは、裏千家・千宗室家元のお嬢さんである千万紀子さん。
母親は皇室・三笠宮家の容子(まさこ)様です。
皇室ゆかりの女性が斎王代役を務められる事になったのです。
「斎王代」ではなく、これぞまさしく「斎王」!?

葵祭に馬車が登場!

2008年は葵祭の前儀である流鏑馬神事と御蔭祭に馬車が登場しました。
明治時代以降、天皇の使いである勅使は京都御所から馬車に乗って来ていた時期がありましたが、
最近までは車での移動となっていました。

下鴨神社には2008年の2月に、昭和天皇が栃木県の那須御用邸で使われていた馬車を宮内庁から下賜されており、
翌年以降に、葵祭で勅使を迎える際に馬車 を使う計画が進められているそうです。
クラシカルで重厚な印象の馬車は、3日の流鏑馬神事では馬場入りの儀に、
12日の御蔭祭では下鴨中通中通を進む行列に加わります。

京都御苑内・九条家の遺構・拾翠亭が見学できます

拾翠亭と九条池は、五摂家の一つ・九条家の遺構です。
3〜12月の毎週金・土曜日(年末年始を除く)に参観ができる拾翠亭ですが、
葵祭や時代祭、京都御所一般公開日の日も予約不要で参観できます。
(9時半〜15時半、参観料100円。075-211-6348)

なお、同じく京都御苑内・閑院宮亭跡にある、
収納展示室・庭園も月曜日と年末年始を除く日に予約不要、無料で参観できます。
閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つ。
(9時〜16時半、075-211-6348)

♪スキマ情報♪
2014年3月、閑院宮邸跡で、明治中期に造られたとされる庭園が2年間かけて復元されました。
新たに井戸を掘り、水を導く伝統的手法の「やり水」と園池を組み合わせ、池には海辺の景色を表現した「州浜」を忠実に復元、車いすでも散策でき、今後は桜などを植えていく予定です。

見学マナーを守って気持ちよく見学

カメラのフラッシュは、葵祭行列の馬が驚いてしまうので控えましょう。
葵祭観覧席では、後方に座る人への配慮として、日傘の使用は禁止となります。
帽子や日焼け止めで対策を!

一言コラム

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