<本列>
第1列 検非違使(けびいし)・山城使(やましろづかい)等
第2列 御幣櫃(ごへいび つ)・馬寮使(め りょうづかい)・牛 車(ぎっしゃ)等
第3列 舞人(まいび と)・近衛使(このえし)等
第4列 陪従(べいじゅう)・内蔵使(くらづかい)等
<斎王代列>
斎王列 斎王(さいおう)女人(にょにん)

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葵祭行列について |
葵祭のヒロイン的存在・斎王 斎王代は、かつては未婚の内親王、現在は京都在住の未婚女性から選ばれます。 (噂によると、裏千家のすみれ会というグループの中から選ばれる事が多いとか!?) |
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☆葵祭ファッションチェック☆
五衣裳唐衣(いつつぎぬからぎぬ・十二単衣)に小忌衣(おみころも・十二単衣の上に着る)髪はおすべらかしで、「心葉」(金属製の飾り)を付け、額の両側には「日陰糸」の飾を下げます。 手には桧扇(ひおうぎ)を持ち、懐に入れた帖紙(たとう・紅色)がアクセント♪ (十二単衣の重さは30kg!着付けは2人がかりで3時間近くかかります) 乗っている腰輿(およよ)は四方が開放され御簾(みす)が取り付けてあるので、四方輿ともいいます。 |
[でも本当の主役は勅使(ちょくし・近衛使)!?] 葵祭行列中では最高位。 天皇の御使という事で、社頭の儀では旧華族の宮内庁の掌典(宮中祭祀を担当する部門)が役を務めます。 葵祭は本来、勅使が賀茂社で天皇の祝詞を読み上げ、お供えを届けるのが目的なので、祭の本当の主役は勅使といえます。 そんな重要な役ですが葵祭行列には参加せず、近衛使がその役割を務めています。 |
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☆葵祭ファッションチェック☆
黒い束帯姿が目印。殿上人級の武官らしく姿も立派です。金色の飾太刀をさし、華麗な馬面を付け唐鞍(からくら)を乗せた馬に乗っています。 右腰には銀製の魚袋(ぎょたい・束帯の時に付ける装身具)がキラリ。 今日では見る事の無い珍しいものなので、要チェックです! |
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[牛車(ぎっしゃ) ] 俗に言う「御所車」。平安朝以来の乗用車的存在で、行列を一層引き立てています。 現在の牛車は、霊元天皇(1654〜1732年。後水尾天皇の第十六皇子)から下賜されたものだとか! 藤の房や杜若、紅梅や白梅などの花で飾りつけ、車輪 の車を立てながらゆっくりと雅やか進みます。 赤綱で飾った大牛の引き綱を、淡紅の狩衣姿に鞭を持った牛童が取っています。 |
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[風流傘(ふりゅうがさ)] 大きな傘に紺布を張り、錦の帽額総(もこうふさ)などをかけわたした上に、造花が乗っています。 毎年取り替えられ、袴に同じ造花をつけた取物舎人(とりものとねり)4人が2人ずつ交代で持ちます。 |
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[京都府警察平安騎馬隊] 本列に先立って、京都府警の平安騎馬隊がパトロール。 平成6年に「平安遷都1200年」を記念して創設され、京都府内各地で、 パトロールや交通安全活動などを行っています。 「時代祭」の行列でも先導警備を務めます。 (それまではパトカーで行っていました)下校する京の小学生の素敵な見方! ![]() |
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[乗尻(のりじり)] 葵祭行列を先導する騎馬列で、上賀茂神社の競馬会(くらべうまえ)の騎手です。 競争相手のため、左方(さかた)と右方(うかた)で衣装が違います。 ![]() |
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[素襖(すおう)] 葵祭行列の先払い。名前は藍色の龍の模様の衣・袴から。 |
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[看督長(かどのおさ)] 検非違使庁の低位の役人。 今の巡査に当たります。 |
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[検非違使志(けびいしのさかん)] 警察・裁判を司どる。「志」は長官より4番目の役、6位。 |
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☆葵祭ファッションチェック☆
警察らしく、剣を持ち、狩胡?(矢を入れる器具)を背負っています。弓は調度掛が持ちます。縹(はなだ・薄い藍色)の闕腋袍(けってきのほう。 両腋を縫合せずに開けて仕立てた着物)で纓(えい。冠の後ろに垂れているうすもの)の 巻いた冠に?(お いかけ。冠の両耳の所に付ける毛で作った飾り物)を付けています。 |
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☆葵祭ファッションチェック☆
巻いた纓(えい)の冠ですが、おいかけは付いていません。縫腋の袍(ほうてきのほう。袖の下より両腋を縫い塞ぎ、裾に絹を付けてある着物)をつけて います。裾(きょ。束帯の後に長く垂れたもの)は青朽葉色をしており、弓つるを懐中し、馬具にも朱緩の辻総(房の間隔のあるもの)をつけています。 |
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[山城使(やましろづかい)] 山城介で国司庁の次官。 平安京の外の山城国を案内します。 御所を出ると洛外になり、国司の所管に入るので警衛の為に加わったものと考えられています。 馬副(うまぞい)、手振(てふり)、雑色(ぞうしき)、白丁(はくちょう)等 を従えている。 |
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[御幣櫃(ごへいびつ)] 宮中から両神社へ納められる御幣物が入っています。 |
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[内蔵寮史生(くらりょうのししょう) ] 御幣物を司る内蔵寮(金銀宝器を保管し、供進の御服、祭の貢ぎ物などを司った役所)の文官。 流外官(りゅうげのかん・本官の下司、相当の位階のなかった人)7位で縹色(薄い藍色)の袍の束帯姿です。 |
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☆葵祭ファッションチェック☆
舞装束で緋色の無地闕腋袍で、巻纓?の冠。袴は箔押摺袴(はくすりのすりばかま)。 |
[牽馬(ひきうま)] 舎人が牽く勅使の替え馬。帰路はこちらに乗り換えます。 |
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[取物舎人(とりものとねり)] 風流傘を持つ役。 |
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[白丁(はくちょう)] 白布の狩衣姿。諸官司・神社等の雑役や、貴族などの従者で傘持ち・沓(くつ)持ち・馬丁などをする。 |
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[陪従(べいじゅう))] 歌楽を奏する武官。名前は勅使に陪従する意味から。楽人装束で、この祭に特有な様式があり、動物の模様が入っています。帯剣で騎馬7名。 | ![]() |
命婦(みょうぶ) 一般女官の通称で、小袿(こうちき)、単、打袴を装い花傘をさしかけます。 |
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女嬬(にょじゅ) 食事を司る女官で小袿、単、打袴を装う。 |
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采女(うねめ) 各国の豪族から天皇に献上された美女達で、天皇・皇后のそばで、日常の雑役にあたっていました。 |
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腰輿(およよ) 牛車の下の乗物として用いられました。 |
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騎女(むなのりおんな) 斎王付の清浄な巫女(みかんこ・神事を司る女)で、騎馬で参向します。 |
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蔵人所陪従(くらうどどころべいじゅう) 斎院の物品・会計を司る蔵人所の雅楽を演奏する文官で、それぞれ楽器を持つ。 |
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牛車(ぎっしゃ) 斎王の牛車で俗に「女房車」と言います。葵と桂の他、桜と橘の飾りをつけます。 |
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下鴨神社・糺ノ森の横で馬さんに出会いました。葵祭に出るのかな? | ![]() |
出番待ちの牛車。 | ![]() |
牛若丸を想像してしまいます。 | ![]() |
阪神タイガースファン!? | ![]() |
牛車と牛さん。 | ![]() |
てくてく歩く姿が可愛らしいです。 | ![]() |
平安騎馬隊のお馬さん達は、この車に帰って行きます。 | ![]() |
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