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伏見桃山界隈 その1





第6回目。新世紀を迎え、新たな歴史の始まりです。
皆さんは、どの様なスタートでしたか?
京都では大文字の送り火など各所でカウントダウンイベント!

町中が盛り上がり23万人もの人々が京都市役所前に集ったようです。
2世紀に渡り歴史を見据える事が出来ることに感謝…この気持ちが自然に涌き出てきた思いです。
盛り上がりと共に厳粛で荘厳…実に、京都らしい幕開けだったと思います。
と、言うわけで今回は、前回に引き続き「あったか京都!冬の旅」をご紹介します。
少し足を延ばして伏見へ…。
電車を降りるとそこには熱い京都があります。
徳川幕府三百年の基盤を築いた伏見、秀吉の城下町として広く人々に愛されている界隈。
心底温まる旅を見つけてみて下さい。

やはり京都は奥深い!

散策1

今回、伏見界隈のスタートは「京阪電車 中書島駅」からの始まりです。
三条駅から急行で約15分。この「中書島駅」が起点となる駅です。
桃山丘陵からの伏流水に恵まれた伏見は、明治まで「伏水(ふしみ)」と表記されていました。
「御香水」(日本の名水100選に選ばれている)を湧かせ甘口の銘酒を作り上げてきたこの町は、
船の往来も盛んで、商業都市としても発展しつづけてきました。
明治維新の際、鳥羽伏見の激戦地としてあまりにも有名です。
まず、中書島駅から伏見の古い町並みや商店街を抜けて行くと「宇治川疏水」が見えてきます。
「蓬莱橋(ほうらいはし)」を渡るとそこは熱かった!

  
  

淀川に注ぐ宇治川の派流に架かる「蓬莱橋」のたもとに、あの有名な熱い男!
われら日本が誇るスーパースター坂本竜馬様の定宿だった寺田屋騒動址が有ります。
竜馬ファンにとっては見逃せない場所…探索してみてください。
「蓬莱橋」を右に折れると、これはまた風情たっぷりの「酒蔵」の町並み!
カンの良い貴方ならお気づきでしょうが…
そうです、今回のテーマ「あったか京都!冬の旅」は、どっぷり日本酒で「温まろう~」っと言う訳でして…
少し…イャ…申し訳ない…ワタクシの全面的な趣味で選んでみました…
日本酒ファンの人もそうでない人も、タップリ楽しめるので御心配なく!最後まで見て下さいねッ!
まずは、やはり「月桂冠 大倉記念館」でしょー。
わーい! (利き酒がタップリあると聞いて、なぜかはしゃいでしまっているのでした。)
注意:お酒は20歳になってからです。。。あっ、年ばれちゃいますねぇー(絶対越えてる…)

散策2

中に入ると、「酒造り唄」が流れていて、酒蔵の雰囲気が再現されているのです…。
「月桂冠 大倉記念館」は、「京都市指定・有形民俗文化財」に指定されていて、6,120点にも及ぶ酒造用具のうち、
代表的なものを酒造りの工程したがって見ることが出来ます。
「昔の人は凄いなぁー、全て人の手で造られてきたのです…」大人になって見学するのがまた、良い…
私のお気に入りは、明治末期の商品「コップ付き小びん」。
電車で飲んでもこぼれない工夫が施されているところがにく過ぎる!
繊細な演出が随所に見られるので、じっくり商品を見て回るだけでも知らぬ間に時が経ってしまいます…
利き酒もたっぷり!



月桂冠 大倉記念館
開館
午前9時30分~午後4時30分
入館料
大人300円 中・高生100円(各お土産付き)
休館日
盆・年末年始
電話:075-623-2056


  
  
  

散策3

「月桂冠 大倉記念館」を出ると、さらに風情タップリな町並みが続いています。
お酒の資料館に地ビールレストラン、酒粕ラーメンと本当にお酒三昧の旅です…。

 

4人組の御婦人を発見!「旅行ですか?」と声を掛けると「そうで~す!」と元気な声が返ってきました。
「どうして、この界隈を選んだのですか?」と尋ねると、「寒い冬にはやっぱりお酒でしょッ!」と、
利き酒を楽しみに来られたのです。
ポーズも決まってなかなかお手のもの!大阪・茨木市から来たご近所仲良しさん達、
毎月ほうぼうへ歴史ありグルメありの旅を楽しんでおられるようです。
実に羨ましい~楽しそうでした。

  
  

カッパのマークでお馴染みの「黄桜」では、無料の資料館が自由に楽しめます。
麦酒工房や歴代広告のギャラリーは必見。酒蔵を改装してつくられた「Kizakura Kappa Country」では、
出来立ての地ビールが飲めるレストランがあり、ビールにぴったりなメニューも豊富!
値段の安さに注目です。(バーベキューコース:要予約 2,000円~、自家製ソーセージ 570円、
ビール飲み比べセット3種 500円など)また、土産物も充実しています。
私が入手したのは、「酒粕」(1kg 380円)これは是非ともの逸品。発送もしてもらえます。
黄桜の事で何か分からない事があれば、受付の優しいお姉さんが丁寧に教えてくれます!

 

黄桜記念館
無料
午前10時~午後5時
月曜休館
Kizakura Kappa Country
営業:平日 午前11時30分~午後2時
午後5時~午後10時
土日祝 午前11時~午後10時
予約:075-611-9919

※取材当初より、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。

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