中国では陽数である9が重なるという意味で、
菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた重陽の節句。
正月や七夕とともに五節句のひとつで、宮中では秘中の儀式が行われていました。
上賀茂神社の神事もそれに由来するもの。
烏相撲は、祭神の先祖がカラスに姿を変えたという伝承と、
悪霊退治の相撲が結びついて始まったとされています。
弓矢を手にした刀弥(とね)が横飛びしながら出てきて「カオーカオー、コーコーコー」と
烏の鳴き声を真似、まわし姿の子供力士が相撲を取ります。菊酒の無料接待も。
■場 所: | 上賀茂神社 |
■期 間: | 9/9(※毎年同じ日程です) |
■時 間: | 10時~ |
■アクセス: | 市バス9「上賀茂御薗橋」または 地下鉄「北山」駅より徒歩約15分 |
■お問合せ: | 075-781-0011 |
■詳細ページ: | 京都の世界遺産特集 |
様々な神社で行われる重陽の神事。
こちらのものは平成9年に130年ぶりに復活したものです。
菊の挿頭(かざし)を身につけて舞う舞楽を、菊酒と共に楽しみながら、美容向上、健康向上を祈ります。
■場 所: | 車折神社 |
■期 間: | 9/9(※毎年同じ日程です) |
■時 間: | 13時頃~ |
■アクセス: | 京都バス71・72・73「車折神社前」、嵐電 嵐山本線「車折神社」駅 |
■お問合せ: | 075-861-0039 |
■詳細ページ: | 車折神社公式ホームページ |
菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた重陽の節句。
その菊の花のしずくから霊薬を得て長寿を保ったと伝わる
菊慈童像があるのがここ法輪寺です。
何と700歳も延命したそうですよ。
参拝者は菊の花に綿をかぶせた「菊の被綿(きせわた)」を菊慈童像に供え供養し
(夜露にさらし、翌日その濡れた綿で身体を拭くと、無病息災がかなうと言われていました)
菊酒を杯に汲み無病息災を祈ります。
謡と舞の奉納もあり、邪気を払うとされる茱萸袋(しゅゆふくろ)が授与されます。
■場 所: | 虚空蔵法輪寺 |
■期 間: | 9/9(※毎年同じ日程です) |
■時 間: | 13時頃~(約1時間) |
■アクセス: | 市バス28「嵐山公園」、阪急嵐山線「嵐山」駅 |
■お問合せ: | 075-862-0013 |
■詳細ページ: | 虚空蔵法輪寺公式ホームページ 法輪寺周辺情報 スタッフレポート |
萩を詠んだ歌が万葉集で好まれていたように、京都で紅白の萩を見られる所はたくさんあります。お彼岸さんには、お重につめた萩餅を持って萩探訪などとしゃれこんでみては?迎稱寺を囲む土塀に沿って萩が咲いています。崩れそうにわびた土塀と萩との組み合わせは、古都ならではの良き景色です。
「萩の寺」常林寺は人の半身がすっかり隠れてしまう程の勢いのある萩が生い茂っています。
明治維新で活躍した三条実萬、実美親子ゆかりの梨木神社には、「染井の名水」で育った紅白の萩が見られ、当神社萩の会の元会長であった湯川秀樹が萩を詠んだ歌碑があります。
■詳細ページ: | 梨木神社公式ホームページ 京都の萩まつり特集 梨木神社周辺情報 |