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東山界隈





第9回目の今回は「かわいい小物を手に入れる!」です。
京の旅の楽しみ!と言えば、雑貨&小物のお買い物。
これは、特に女性達には外せないことであり、外してはならないことなのです(ワタクシ事…)。

折角の京都旅行を楽しんで頂くには、賑やかな観光シーズンとは一味違うこのシーズンならではの、
このシーズンでしか味わえない「しっとり」とした空間も同時に満喫して頂きたい!

風景のひとつひとつに深い歴史を感じながら、気持ちがキュッと引き締まるような時間、
そんなとっておきの場所をご案内したいと思います。
そして、このコースはMBS「ちちんぷいぷい」(毎週月~金 15:00~18:00放送中)のコーナー
「奥山佳恵の京都一人旅」で紹介した場所でもあり、必見情報満載です。
これを参考に、素敵な旅を過ごしてみて下さい。

散策1

回はいきなり「清水寺」からスタートです。
清水寺方面へはJR京都駅から市バスで15分~20分くらいで到着です。
停留所は、五条坂、清水坂、東山安井。
但し、チンチンバスは清水坂には停車しないので、五条坂で下車した方が便利です。
それからは徒歩で!

  


清水寺【世界文化遺産】

さすがの観光スポット「清水寺」人気はとまりません。
何度足を運んでも、違う表情を覗かせて味わい深いお寺です。
奈良時代の終わり、宝亀9年(778)に延鎮上人が音羽の滝近くに草庵を結び、十手観音を祭ったのが始まりといわれています。
その後、奥州征討に向かう途中の坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)が水を求めて立ち寄った折りに、
延鎮上人の教えに導かれて帰依し、征討から帰った後の延暦17年(798)に寺観をととのえたと伝えられています。
ちなみに、「清水寺」名前の由来は、坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)の喉を潤した清水にちなんだものだとか。

清水寺
住所:東山区清水町1丁目
電話:075-551-1234
拝観時間:6時から18時
拝観料:300円
(春と秋はライトアップによる特別拝観あり400円。
尚、春は21時30分まで、秋は21時まで)

 

散策2

清水寺への道程は2通りあります。
1つ目は皆さんが良く御存知の「清水坂」、こちらは土産物店がギッチリ軒を連ねている坂。
そして、2つ目は「茶碗坂」と言われる坂です。
実はこちらの坂、焼き物ファン必見の坂で、今回はこの2つ目の道をご紹介します。

  


清水一帯は昔から焼き物が盛んに焼かれていて、聖武天皇(734~743)の頃に
僧・行基がこの地で製陶されたのが始まりとされる
ことから茶碗坂の名が付いたと言われています。
なのでブラブラと歩くと、アンティークのものや現代作家に至るまで数々の掘り出し物が沢山見つかりますよ。
どのお店も個性豊かな焼き物が置いてあり、本当に目移りしちゃいます。
その品数にびっくり! 必ずお気に入りの器が見つかる筈です。
是非、ゆっくりと色々なお店を覗いてみて下さい。また、ノスタルジックな雰囲気もいい感じ!


今回の散策で出会ったのは、名古屋から来た女の子2人組みです!
茶碗坂を選んでいるところ見るとかなりの京都通と見受けたので、
早速声をかけてみました。
「京都好き!」って元気良くとってもキュートなお二人さん。
撮影に付き合ってくれてありがとうでした!


  
  

散策3

茶碗坂を下りたところ、五条坂にある京焼きの老舗「東光堂」さんを訪ねました。
こちら「東光堂」に入ると中は落ち着きがあってホッとする空間です。
とても由緒正しい六世窯元・中村凍洸さんのお店。
京都らしい佇まいの中に多種多彩な器が置いてあります。

この店にはもちろん名工・中村東光さんの作品もあるのですが、
もう一つの魅力は若手陶芸作家達の作品が置かれていたり人気の和装コサージュや和風オリジナルのテディベア、
その他夢ある人が真面目に創った作品も並んでいるのでお買い物目的の人にも必見ですが、
作品を置きたいと思っている人にも必見のお店です!

東光堂
住所:東山区東大路五条上ル遊行者町
電話:075-541-4874

  

散策4

次は「河井寛次郎記念館」をご案内します。
大正9年に窯を開いた天才陶芸家の自宅兼アトリエを開放してつくられた記念館は、
ひとときゆっくりとした時の流れを感じられる空間があります。

生きとし生けるもの全てを愛しんだ河井寛次郎の息遣いが聞こえてくる様です。
ここは以外に知られていないのが不思議。

「何もない――見ればある」(河井寛次郎)

飛騨高山などの民家を参考に、寛次郎自身が工夫を凝らした建物自体が作品として素晴らしく、
触れてみるだけでも価値があります。
日々の生活から美しいものを見出したとされる愛情深い中に包まれて
自然に何時間でも居られる空間
を味わってみて下さい。

河井寛次郎記念館
東山区五条坂鐘鋳町 075-561-3585 
開館時間:午前10時~午後5時 
(入館受付は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日開館、翌日休館)
入館料:一般 900円 大・高生 500円

  

散策5

今回の旅の締めくくりは、石塀小路にあるお宿「田舎亭」です。
NHK連続小説ドラマ「オードリー」の舞台にもなった知る人ぞ知るお宿は、
いつも常連サンで満室だけれど、根気よく予約を取ってみて下さい。

そこには、後悔させない空間が待っています。
お値段もお手頃(2名1室 1人 8500円~)で、名物の朝ごはんには「湯豆腐」が付いています!
おばんざいも見逃せません・・・。

ここは本当に、山根咲栄太鼓判の丸秘情報です!

  

今回は特に選りすぐりの場所をご案内させて頂きました。
清水界隈は、人気のゴールデンスポットで幾通りもの楽しみ方がありますが、
本当に何度散策しても飽きませんね。人気があると言う意味が分かります…。
私は、「かわいい小物を手に入れる!」をテーマにご案内しました。
奥深い焼き物の歴史全てを知ることは時間のかかる事ですが、ほんの少し触れ合うことによって、
その糸口が出来ればいいなぁと欲張りになっていましたが、それも言葉などいらない空間があり、
自然に感じる場所がココにあります。
沢山の観光ルートの中から、これだけを選んでしまうのは難しいかも知れませんが、
少しばかりテイストを取り入れて利用してもらえれば何よりです。それでは、良い旅を。

一言コラム

hina 春の恒例行事「ひな茶会」に久々に参加しました。 前回は独身時代に旦那さんと、今回は子供達を連れて。 会場である「平野の家 わざ ...[続きを読む]
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