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京を歩こう!「歴史コース」

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菅原道真の足跡を訪ねて

東風吹かば にほひをこせよ梅の花

  主なしとて 春を忘るな

道真をめぐる旅はいよいよ北野天満宮へ。 門前には北野名物の食事処や甘味処が軒を連ねる。天神信仰の本拠地を堪能した後は少し足を伸ばして道真の腰掛石が伝わる仁和寺と胞衣塚と硯水の碑の残る吉祥院天満宮へ。少しマニアックな道真巡りはまだまだ続く・・・。
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〜北野〜御室〜吉祥院〜

菅原道真コース
地図
クリックすると拡大地図になります。
【道真モデルコース2】

烏丸今出川バス停
  ↓(市バス203・51/10分)
北野天満宮前バス停
  ↓(徒歩2分)
北野天満宮
  ↓(徒歩7分)
京福北野白梅町
  ↓(京福電車10分)
京福御室駅
  ↓(徒歩5分)
仁和寺
  ↓(徒歩3分)
御室仁和寺バス停
  ↓(市バス26/15分)
四条烏丸バス停
  ↓(市バス43/15分)
吉祥院天満宮前バス停
  ↓(徒歩2分)
吉祥院天満宮
  ↓(徒歩10分)
JR西大路駅

★食べる★田舎亭(いなかてい)
〜紅梅そば〜
北野天満宮前バス停のすぐ前に「田舎亭」という寿司とそばのお店がある。

ここのおすすめメニューは「紅梅そば」\600-。梅干、紫蘇、梅麩、えのき、とろろ昆布・・・と賑やかに入った具沢山のそばだ。梅を愛した道真を偲びつつ、腹ごしらえをしよう。

北野界隈には他にもおすすめの食事処が沢山ある。京のさんぽ・北野編で要チェック!!

住所:上京区今小路通御前西入ル
営業時間:10:30〜19:00
定休日:木曜日
紅梅そば¥600
梅干・紫蘇・梅麩・えのき・とろろ昆布と具沢山の紅梅そば¥600

おなかもふくれたところで、北野天満宮の鳥居をくぐる。鳥居の横には来年の3月25日に迫った(注※このページが掲載された年の情報です)道真薨去1100年の大萬燈祭へのカウントダウンが電光掲示板で表示されている。何とも派手なパフォーマンスにびっくり!!

鳥居をくぐってすぐ左手に「東向観音寺」が。境内には道真の母・伴氏を祀る3mはある巨大な五輪塔がある!もともと参道の伴氏社の辺りにあったが、明治維新の神仏分離時に移されたという。その大きさには度肝を抜かれる!! 

北野天満宮は菅原道真が大宰府で死んでから、落雷などの天災が相次ぎ、その祟りを恐れて、約50年後に今の地に創建された。現在の社殿は1607年に豊臣秀頼が造営させたもの。父・秀吉の北野大茶会の碑やその際に使われた太閤井も参道に残る。参道の東には道真の好んだ右近の馬場(かつては桜の名所だったが今はない)西側には御土居の跡(秀吉が作らせた洛中と洛外を区分するための土塁)も残っているので、お見逃しなく!

参道の突き当たりにある大きな楼門。左側には季節に応じて道真の和歌や漢詩の一節が掲示されているのでお見逃しなく。ちなみに今回は有名な「東風吹かば匂い起こせよ梅の花」の歌だった。

楼門を入って右手にある宝物館は普段は25日の天神さんの日のみの開館ですが、4/10から5月末までは開館していました(注※このページが掲載された年の情報です)。300円の入館料を払うとボランティアガイドの方が説明して下さいます。館内は『北野天満宮縁起』、『北野曼荼羅図』、『日本書紀』『北野大茶湯図』、太刀など、貴重な資料がいっぱいでとても見応えがあります。

本殿・拝殿は2002年まで吹き替え工事中のため、現在は仮本殿でお参りすることになります(注※このページが掲載された年の情報です)。境内でひときわ目を引くのが「おみくじを引く所」と大きな文字で書かれたテント。この下に金属製のみくじ筒が10本以上は置いてあります。出てきた番号を社務所に報告しておみくじ(1回100円)をいただくのだが、道真の漢詩の一節を読み解くという変わったものだ。

北野天満宮では毎月25日に天神さん4/30には本殿遷座奉幣祭(舞楽などが奉納される)、来年3/25には萬燈祭(注※このページが掲載された年の情報です)など、数々の行事が行われるので、ホームページでチェックしておこう。

住所:上京区馬喰町
拝観時間:日中随時
拝観料:境内無料・宝物殿300円
(毎月25日・4/10〜5/末開館)
道真薨去1100年の萬燈祭
菅北野天満宮入り口には道真薨去1100年の萬燈祭までのカウントダウンが!

五輪塔
参道の東向観音寺には道真の母を祀る巨大な五輪塔が!

楼門
楼門の左側には道真の歌が

おみくじ
おみくじ処。道真の歌が書かれたおみくじは1回¥100-。

北野には甘味処が多くて迷ってしまうのだが、一押しは北野天満宮バス停前(田舎亭の向かい)の「粟餅処」。つきたての粟餅きなことこしあんの2種類。煎茶がついて¥510-。つきたての暖かさともちもち感がたまらない。

お持ち帰りも10個入り¥1020〜できるので、甘いものに目がないあの方へのお土産にどうぞ♪

住所:上京区北野天満宮前
定休日:木曜日・26日
 

北野白梅町から京福電車で御室へ。遅咲きの御室桜が咲き誇る仁和寺の境内に「菅公腰掛石」があるというのだ。

広い境内は背の低い御室桜で埋め尽くされていて、案内板を見ても道真の腰掛石の場所はわからない。受付の方に聞いてみると、「あちらの屋根の下の水掛地蔵さんの下にあるのが菅公の腰掛石です。道真公は大宰府に流される途中仁和寺に立ち寄り、宇多上皇に冤罪を訴えるためそこの石に座って待っていましたが、上皇に会うことはできませんでした。」とのこと。宇多上皇は出家後、仁和寺に住んだことから山上に御陵がある。

水掛地蔵は御影堂の東側にひっそりと鎮座していた。かなり小ぶりの石造。長いひしゃくで水を掛けると願いが1つ叶うという。お地蔵さんが乗っているの自然石が菅公腰掛石。道真はここに座って上皇を待ちながら、何を考えていたのだろう?

住所:右京区御室大内
拝観時間:9:00〜16:30
拝観料:境内無料(桜の時期は300円)・御殿500円
菅公腰掛石の碑
菅公腰掛石の碑

道真腰掛石
水掛地蔵の下にある石が道真腰掛石と言われている

御室仁和寺から市バス26号系統に乗り、四条烏丸で43系統に乗り換え、吉祥院天満宮前で下車。徒歩2分で菅原氏の別荘があったという吉祥院天満宮に着く。道真の祖父、清公が遣唐使の一員として海を渡った時、吉祥天女に祈ったところ荒れた海が静かになったということで、帰国後吉祥天女を祭ったのが始まりとされている。道真もここで法事を行っており、菅原家とは縁の深い神社だ。

取材時は桜の季節で、鳥居をくぐると花吹雪と満開の枝垂桜に迎えられた。桜の下には「天満宮降誕之地」の石碑が。この地で道真が生まれた(実際は菅大臣神社の辺りか)というのは伝説に過ぎないと思うが境内には道真のへその緒を埋めたと伝わる胞衣塚(えなづか)がある。お宮参りの際に胞衣塚内の小石が授与され、お喰い初めの時に赤ちゃんの口に添えると丈夫な歯が生えるという。

境内奥には道真が書に使用した泉の跡と伝わる「菅公硯之水」の石碑が建っている。隣に湧く竹筒から出てくる水は清く、書の達人でもあった道真を偲ぶことができる。

住所:上京区北野天満宮前
定休日:木曜日・26日
胞衣塚
境内にある胞衣塚

菅公硯之水の碑
菅公硯之水の碑

有名な北野天満宮以外にも道真を祀る寺社は京都市内に点在している。信憑性は定かではないが、腰掛石硯之水遺愛の燈篭など、ゆかりの遺物が数多く残されていることから、道真の人気の程がうかがい知れる。そこには過去に雷神となって恐れられた道真の姿はなく、学問の神様として庶民の信仰の対象としての親しみやすい道真像がある。来年の道真薨去1100年を記念して様々な催しが開催される。この機会に道真を深く知り、ゆかりの史跡を訪れてみるのもいいだろう。
(さんぽ/渡辺 芭雨)

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※このページの掲載情報は、取材時のものであり、現在のもの、歴史上の事実とは異なる場合がございますので、ご了承下さい。参考としてご覧頂きますようお願い申し上げます。




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