花の色は移りにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせし間に
絶世の美女と謳われ、六歌仙の一人として艶麗な歌を残した小野小町。深草の少将をはじめ多くの貴公子達からの求愛にもなびかず、宮仕えを辞した後は全国各地を渡り歩き、衰えた美を嘆きつつ亡くなったという・・・。
毎年3月最終日曜日には小町の邸宅跡と伝わる随心院で小町に扮した少女達が舞う「はねず踊り」が行われる。遅咲きのはねず梅が咲き、桜のつぼみもほころぶ春の初め、全国各地に伝説を残す歌人小野小町の京都での足跡を追い、その謎に迫ってみた。