ガンデンデン♪この原稿がアップされる2月2日、壬生寺で壬生狂言が上演されている。パントマイム風のユーモラスな仮面劇。新選組隊士達も鑑賞したそうだ。
綾小路、千本、仏光寺、坊城の通に囲まれ、広大な境内を持つ壬生寺は壬生狂言でも有名だが、新選組ゆかりの寺としても有名だ。中には壬生寺に屯所があったと勘違いされている方もいるくらいだ。(実際は近所の八木邸と前川邸)
新選組は壬生寺境内で軍事訓練をしていた。大砲の訓練までしていて、寺側はとても迷惑したらしく、朝廷に嘆願書を提出している。西本願寺に屯所が移されてからも「大砲の訓練は壬生寺で。」ということになって災難は逃れられなかった。
又、沖田総司が壬生寺の境内で近所の子供達と遊んでいたという話も有名だ。今、境内には保育園と老人ホームがあり子供が大勢走り回っていたり、お年寄りが日向ぼっこをしていたりとのどかな風景が見られる。子供好きの沖田がこの風景を見たら、きっと喜ぶだろうな・・・。
坊城通の門を入った右手には新選組隊士の墓「壬生塚」がある。一番目を引くのが一番奥の近藤勇像。口を真一文字に引き結び、いかめしい銅像だ。像の下にはファンが思いのたけを綴ったノート、隣には絵馬が沢山架けてある。かわいらしいイラスト入りのものが多い。左隣には近藤の遺髪塚、その横には会計方・河合耆三郎の墓がある。長細く、五輪の塔がちょこんと上に乗っているこの墓は隊費出納の不始末から切腹を申しつけられた河合のために遺族が建てたもの。その横には芹沢派の田中伊織(新見錦?)野口健司、池田屋事件で死亡した奥沢栄助、安藤早太郎、新田革左衛門ら7人の合同墓。その横には八木邸で暗殺された芹沢鴨と平山五郎の墓がある。少し小振りの芹沢らの墓は他の墓石に比べて新しい。元々は仏光寺通を挟んで向かい側にある壬生墓地(ここには八木家代々の墓がある)に葬られていたが、後に改葬されたそうだ。最近建てられた碑には、新選組顕彰碑や、100円を入れると三橋美智也の歌が流れ出す「ああ新選組」の歌碑がある。
壬生塚入り口の掲示板には、かわいいイラスト入りのメル友募集の張り紙に混ざって「新選組記念館」の張り紙もあった。坊門五条下ル、壬生からも歩いて行けそうな距離だ。
本堂右手の寺務所では、永倉新八の「新選組顛末記」や沖田総司の本、壬生寺の案内記、各種新選組グッズや絵はがきなどを販売している。
壬生寺では毎年7月16日、祇園祭の宵山の日に墓前で「新選組隊士等慰霊供養祭」が開かれている。供養祭の後、京都新選組同好会さんが隊士に扮装して壬生寺〜八坂神社までをパレードしているそうだ。今年の節分(春・秋にも開催)には壬生狂言を、宵山には新選組のパレードを見学してみてはいかが?
→壬生寺のホームページはこちら
住所:中京区壬生梛ノ宮町31
TEL:075-841-3381
開門時間:8:00〜17:30
境内無料 |

近藤勇像。下にはファンの思いのたけが綴られたノートが沢山置いてある。

向かって左から芹沢鴨・平山五郎の墓、田中伊織・野口健司ら7名の合同墓、河合耆三郎の墓。役職と墓の大きさは比例しないらしく、芹沢の墓が一番小さい。

「ああ新選組」の歌碑。100円入れれば三橋美智也の歌が流れ出す♪ |