商店街の日常と花街の非日常が交ざり合う・北野(続き) |
12時、僕は上七軒のお茶屋街へと歩を進めます。上七軒は北野天満宮造営時にあまった材木で七軒のお茶屋を作ったことに名前の由来があるそうです。なんでも日本最古の花街だとか…。今の時間は舞妓さんはいるのでしょうか。
歌舞練場隣の道を進んでいくうちに三味線の音が聞こえてきました。音をたどっていくと一軒のお茶屋が。中で舞妓さんが稽古をしているのでしょうが、姿は全く見えません。こんなにお茶屋が近くにあるというのに歩いていても一向に舞妓さんの姿が見えないなんて、残念。
でも京風情溢れるお茶屋の軒並みは、昔と同じように今も生き続けている、と思える貴重な時間を過ごせたと思います。 |
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大将軍神社 |
御旅所に向けて天満宮前の通りを南下していきます。少し下がったところでふと目をやるとそこは大将軍商店街です。
通りがかりのおばちゃんたちの一人に「御旅所は近い?」と聞いてみると、「もっと南。この商店街を抜けるんだけど…、あんたもし良かったらこの通りの神社もなかなか風情があるから寄っていきなよ。」
その大将軍神社は商店街の一角にありました。小さいながらも茅葺きの屋根に重厚感があり、スサノオノミコトに由来がある霊験あらたかな神社だということもうなずけます。 |
神社を出たところでふと時計を見ると、しまった!もう2時過ぎている!
御旅所商店街についたのは2時30分。金魚すくいや、くじ引きなど露店が並んでいます。「まだやってるんかな?」北野天満宮御旅所と書かれた石門を中に入ると、またもや露店、露店。肝心の祭事は今しがた終わったところのようでした。天狗の神輿、ずいきで屋根を葺いた神輿のミニチュア、片付けられる境内がなんともわびしい気分にさせてくれます。露店でりんごあめを買って帰ります。 |

御旅所 |
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| 西大路に出ると、そのまま北上して北野白梅町駅へ、これで今日の散歩は終了です。結構広く全てを歩くことはなかなか出来ませんが、北野天満宮を中心に、商店街に代表される日常性と花街という特殊な地域の非日常性が行き交う北野はとても魅力的な街です。今度は舞妓さんに遭いに、夕方に上七軒を訪れることにします。 |
さんぽ 中村吉宏 |
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