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京のお話

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田邊扶仁子さんの

京のしきたり


第7回 出産、里帰り

【出産】

前にも書きましたが、戌の日、姑は赤飯を炊いて、親戚の方に配り歩きました。 又、実家から帯が送られてきました。 産まれたらお祝い事を言わなくてはならないので、親戚の方もお赤飯をもらうとあと何ヶ月で産まれるのだなとわかります。 私は長男が予定日よりも10日遅れての出産だったのですが、予定日前後になると、親戚の方から電話で「まだか、まだ産まれないのか」と聞かれ、初めてのお産で不安になっていた私にとって、それはけっこうプレッシャーでした。 今思ってもあの電話攻撃だけはやめてほしいです。

【里帰り】

出産してからしばらくは、体を休めるために「里帰り」をします。 これは、どこの土地でも同じですが、この辺り昔は、「里帰り」が済んで自宅に帰る時には、たんすに一杯の産着を入れて帰ったそうです。 というのも、昔は、服を買うにも今みたいにスーパーなど近所に無かった時代ですから、そうそう買いに走ることも出来なったのでこういう儀式があったのだと姑は言っていました。 (でも、姑は義姉の時には、たんすに一杯のおしめと衣類を入れて、家に帰らせたそうです。というのも、義姉が子供を出産した時は今の田辺のように近所に大きな○○○があったわけでもなく、本当にまだまだ何もないところでしたから。)
















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