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京のお話

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園山明子さんの

美人のオーラを作る礼儀作法


第32回 危険な物の渡し方

 危険なものといいますと、包丁やハサミといった刃物を思い浮かべますが、こういったものは、だれもが注意を払うものですから、それほど間違った渡し方はされていないと思います。

 刃物を渡すときは握りを相手の方に向けて差し出すのが一般的です。 刃先を自分の方に向けるのは不自然ですし、危険なことがあるからです。 この場合、渡す方から見て、刃先が右に向くように渡しますと、安全でしかもそのまま相手も持ち替えることなく使えます。 刃の部分を持って渡す人がありますが、危険な上に刃の部分を汚してしまいますので、握りを持つことが基本です。 小さな刃物であれば、できるだけ刃の部分を汚さないようにして、刃先を自分の方に向け、握りを相手の方に向けて渡します。 *
*  電車やバスの中などで、テニスラケットをバッグに入れて持ち歩く若い人の姿を見かけます。 長い物は、無造作に扱えば武器にもなりかねません。 持ち歩くときは他人の迷惑にならないように十分な気遣いが必要です。 そして、人に渡す場合は、刃物と同様に握りを上にし、相手が受け取りやすいように立てて渡します。

こうして考えてみますと、危険な物の受け渡しに対する礼儀は
「相手に安心感を与えること」と言えましょう。

 幼稚園、あるいは小学校に通っていた頃に「人にハサミを渡すときは、持ち手を相手に向けて渡しましょう。」と教えられた事を思い出しますね。 また、雨上がりに、傘をぶんぶ ん振りながら歩く人(なぜか女性に多いのです)をよく見かけます。 本人は普通に傘を持っていて、そんなに大きく振っているとは気づいていないようですが、後ろの人はちょっと歩きづらくなってしまいます。 もし小さな子供が背後にいたなら、なおさら危険です。 バスや狭い店の中でリュックを背負っている人も見ていて危なっかしいもの。 後ろ姿にまでも気を配れるようになりましょう。

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山



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