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京のお話

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園山明子さんの

美人のオーラを作る礼儀作法


第30回 育つ中で自然に身に着く心

 私事で恐縮ですが、私には二人の息子がいます。 躾に関してはあまり厳しい方ではありませんでしたが、二つだけ、耳にタコができるぐらい教え込んだことがあります。
一つは、履物をきちんとそろえること。
二つ目は、玄関でお客さまと接するとき必ず座る、ということ。

 玄関ではたとえ子供でも、上がり口の高さを考えますと、立ったままではお客さまを見下げてしまいうことになりかねません。 お客さまの前で座るということは、「見上げて人の話を聞く」あるいは「相手の目線と同じ位置まで腰を低くする」ことになります。 これが礼を尽くす基本だ、と私は考えたからです。

 「他人を思いやる心」それは、幼いころから培われ、育つ中で自然に身に着く心ではないでしょうか。
たったそれだけの動作の中に、温かい優しさを感じることができるのです。 その心を次代に伝えたいもの、と思わずにはいられません。

 「育ちの良さ」とは家柄や血筋ではなく、自分自身の育った環境の良さにあると思います。 上質で豪華な物に身を包んでも、本当の育ちの良さというものはインスタントに取り繕えるものではありません。 正しい躾をしてくれた人、自分の行いを注意し、正してくれる、見る目のある人を大切にしたいですね。

 「形」を持たず、本にも載っていないマナー。 それも「心の礼法」の一つ。 仮に「形」を全く知らなくても、誠実さを持っていれば周りに不快感を与えることは少ないはず。 このような自分自身の心の豊かさからにじみ出る思いやりの行動こそが、最も大切なのではないでしょうか。

美人のオーラを持つ人は、思いやりのある人です 。

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山



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