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京のお話

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園山明子さんの

美人のオーラを作る礼儀作法


第8回 席次

お盆になると、親戚同士で一斉に集まる機会があうかもしれません。 最年長の方からまだよちよち歩きのお孫さん、従兄弟や義理の兄弟姉妹。 いつもはそれぞれ遠くで忙しく生活していても、お盆くらいは皆で仲良く顔を合わせたいものです。 でも親しきなかにも礼儀あり。 あらゆる所の上座・下座を知っておき席順を決める目安にしてはいかがでしょう。

知っておきたい上座・下座

 まずは玄関から。下座は、基本的には、下駄箱がある方です。 ただ下駄箱に花や人形が飾ってあるなど、飾り台として使われていれば、上座となります。部屋では、間取りによって上座、下座が異なりますが、しかし、知らなかったといって通用するのは、年齢的にわずかな期間ですから、基本的な上座、下座はしっかりと覚えておきたいものです。

玄関での履物の脱ぎ方
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式台(上がり口)の中央から上がる方向にそろえて脱ぎます。 上がったら斜めに向き直ります。
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ひざをついてつま先立ちのまま履物の向きを変えます。 (跪座の状態) 下座の方へ向こう向きにそろえます。
※あとからいらっしゃる方のためにも真ん中は空けておきましょう。

 さて、和室に通されました・・・。

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 足利時代には、仏教信仰と美術鑑賞、また権威の象徴として床の間が使われ、上段の間に続くのが床の間でした。上段の間は、将軍や大名の座と決まっていましたから、臣下の者が床の間を背にして座るなど、想像もできないことでした。そこから考えてみますと、亭主とお客が二人で話す場合は、床の間を横に見て座ることになります。 なお、床の間のない場合には、向かって右が上座 となり、出入口に近い方が下座となります。

 洋室で上座の決め手となるのは、マントルピース(暖炉)です。マントルピースを床の間と同じように考え、席次も和室同様に設定します。 日本人はひじ掛け椅子を上座とする感覚を持ちがちです。 ソファは本来は一人掛け用のもので、こちらが上座です。 そのような理由から、日本ではソファが最も入り口にセットされている部屋が結構多く、上座、下座の判断がつきかねる場合は、日本人の感覚に従って、ソファであっても入り口に近い席を下座と考えて良いでしょう。

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会合等での上座、下座

 社会的な立場や年齢によって席次を決めます。 他家を目上の方と一緒に訪問した場合、 目上の方が上座、自分は下座になりますが、同輩が何人かで訪問した場合には、年齢で決めるのもいいでしょうし、訪問先の人に最も親しい人を上座にしても構いません。

 他家を訪問した際には、上座を勧められることが多いものですが、一応遠慮したあと、素直に勧められた席に座ります。 異常なほどに気を遣うことはかえって相手を戸惑わせることになり、他の方々の迷惑にもなりますから、状況を考えて、すみやかに席次を決めたいものです。

 結婚披露宴、自動車そして実はエレベーターにまで上座・下座はあるのですが、またの機会にご紹介することにします。 どんな部屋でも、スマートに振舞える「美人のオーラ」を手に入れましょう!

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山



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