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市田ひろみ先生のコラムは主に、市田先生著の『京の底力』と『ええ女の作法 四十四の極意』からの抜粋を、私自身の感想や体験を交えて書いています。 2001年に入り、初心に戻るつもりで『ええ女〜』の中の「はじめに〜生まれたままではええ女になれない〜」をご紹介しておきましょう。
「『ええ女』についてわかりやすく指南してください」
当初、編集担当の方は洗練されたおしゃれな女性らしいたしなみを中心にした本を考えていらしたようですが、内容をまとめていく段階で、どうしても作法や生き方についてふれてみたくなりました。
最近の若い女性は昔に比べて、ほんとうに恵まれていると思います。 高級ブランドの洋服でもアクセサリーでも簡単に手に入ります。 食生活の向上もあって、スタイルもどんどん欧米人に近づいてきました。 そのうち「日本人離れ」という形容は死語になるかもしれません。
それなのに、彼女たちを見ていると、どこかしら薄っぺらな印象があります。なぜかというと、女性としての中身がともなっていないからです。 いくら表面だけをきれいに飾り立てても、中身がともなっていなければ、その美しさは本物とはいえません。 見る目のある人なら、すぐに見透かされてしまうでしょうし、なによりもそんなふうにしている本人が、どこかで空しい思いをするのでしょうか。
私自身、「素敵な女性は誰?」と聞かれたら、大宅映子さん、緒方貞子さん、加藤タキさんといった名前が挙がります。 皆さん、女性として、仕事を持つ者として、ほんとうに立派な方ばかりですが、ご自分の力で努力し、今の自分を築き上げられたことが、共通点といえます。 自分の足で歩いている人たちなのです。 彼女たちは決して構えたり、力が入りすぎたりしません。 それでも、それまでに培ったものが内面からふっとにじみでてきます。 そんなふうにさりげなく感じさせてくれるのが、ほんとうのええ女らしさではないでしょうか。
きものや美容を仕事にしている私がいうのもなんですが、美しさというものは決して外見だけで作られるものではないのです。 人を納得させるだけの内面的魅力、これがあってというか、ふたつを兼ね備えてこそ、ほんとうにええ女になれるのでしょう。 大企業の倒産、リストラ・・・このところ、(世の中も厳しいなぁ・・・)と考えさせられることが少なくありません。 そんな世のなかだからこそ、単なる能力の優劣ではなく、人間としての魅力が問われる時代なのかもしれません。
「自分でいうのもなんやけど、ええ学校出てるし、美人やし…。なんで彼氏もできひんのやろ…」 そんなふうに嘆いている人は、結構いるのではないでしょうか。でも、ちょっと考えてみてください。自分が女性としてほんとうに魅力的かどうか、ええ女かどうか。
生まれたままではええ女になれないのです。でも、努力しだいでいくらでもええ女になれます。
さぁ、頑張ってええ女になってや。
市田ひろみ著『ええ女の作法 四十四の極意』より
まだ中学生や高校生だったころからファッションやお化粧に興味をもっていた最近の若い女性たちは装いにも凝り、化粧も上手。 皆美人にみえます。 普段から力を入れて自分をいい女風にみせようとしている人も多いでしょう。 でも、そんな人が毎日ブランドものの小さな小さなかばんを紙袋と一緒に学校に持ってきていたり、口をポカーンと開け、手をぶらんぶらんさせて歩いているのを見ると「外見に中身がついていってないなあ…」と思わずにはいられません。 自分の事が精一杯で、やらなくてはならない仕事をいい加減にしたり、周りに気配りできなかったりというのも、自分を良くみせようとの見せかけの振る舞いも、見る人はちゃんと見抜いています。 今年もお互いにええ女、ええ男を目指して頑張りましょう!
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