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最近の若い女性はまるで女子校の延長のようになにをするにも群れる傾向があるようです。 お昼に行くのも、お手洗いで化粧を直すのも、仕事のあとで遊びにいくのも、みんないっしょ。 なぜ、そうなるのかというと、自分自身が確立できていないから。 個人と個人のつきあいをするより、集団のなかに埋没していたほうが楽なのです。 逆に集団に溶け込めなかったりすると大変。 疎外感からノイローゼになってしまうような人もいると聞きます。
イワシなどの小さな魚は海のなかで大きな群れを作っています。 また、サバンナの草食動物の多くも群れで生活しています。 常に脅威にさらされ、大自然のなかでは弱い存在である彼らにとって、群れを作ることは、生存のための本能なのでしょう。 そんなふうに考えてみると、人間が群れるのも、実に自然なことなのかもしれません。 ひとりでは弱くて、なにもできなくても、人数が集まれば、それはもうひとつの力になります。
でも、人間は大きな知恵を持って生まれてきました。 これはある意味で動物としての本能からどこまで脱却していけるかということです。 それが向上心とか、あるいはいい意味での欲といったものでしょう。 人と違うことをすればたたかれるのがこの世のならいです。 女性が外で仕事をすること自体が珍しかった時代、新しいことに積極的に手を出した私もいろいろと批判をされましたし、なかにはいわれのない中傷もありました。
でも、我慢して努力してきたから今の私があるのだと思います。 振り返ってみると厳しい批判もいわれのない中傷でさえもその糧となってくれました。 皆さんもそういった批判を恐れず、どんどん自分を磨いていっていただきたいと思います。群れなくても自身を持って生きていける女性になっていただきたいのです。
別に集団から逸脱しようというのではありません。調和を考えつつ、自分自身を確立しようということです。そんなバランス感覚もええ女の条件ではないでしょうか。
市田ひろみ著『ええ女の作法 四十四の極意』より
知らず知らず気が大きくなってしまう、そしてそこから弾き出された時の孤立感が集団心理の怖さ。 たとえ多くの人の中にいたとしても、自分の周りの人間を盾にするような気持ちでいてはいざ一人になった時に何もできなくなってしまいます。 一人でいることは気楽だけど辛い時もあります。 大勢の人に囲まれていても孤独を感じることもあります。強い人間になりましょう。
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