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【第34回 卒業 -賞状の頂き方-】

園山明子さんの

第34回 卒業 -賞状の頂き方-

 2月、3月は卒業シーズンです。卒業生一人一人がそれぞれの道のゴール地点に到達し、
また新しいスタート地点に立 ち始める大切な日でもあります。まだ実感は無くても、
賞状を頂くときには何だか緊張してしまいます。すっかりあがってしまって大勢の人前で
恥ずかしい 失敗などしないよう、このコラムで心の準備をしておいてもよいでしょう。


賞状を頂く時、名前を呼ばれたらはっきりした声で返事をしましょう

演壇の前に進み、上座・下座の来賓の方々に行型の礼をする。 正面に向き賞状を受け取れる位置まで進み、真敬の礼をする。 賞状を差し出されたら、右手、左手と正確に受けとる。
賞状を肩通りの位置に捧げ持ち屈体して、三歩下がり、正面に向かって真形の礼、来賓に行形の礼をする。 賞状を捧げ持ったまま下座の方に向きを変える。 席に戻る際は、手を下ろしますが賞状を二つ折りにするのはタブーです。



賞状を差し出される前に自ら手を出してしまうと、「早くちょーだい」と言っているような
幼稚な印象になってしまうので要注意! 賞状授与をただの 形式だと思っておろそかにせず、
自分の将来の夢への切符だと考えれば、軽く扱うような手つきにはならず、自然ときれいに
持てるようになるのではないでしょうか。
 

重さが軽いものほど、重いものを持つかのように丁寧に扱うよう心掛けてみましょう。
きっと美人のオーラがアップしますよ!

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山


一言コラム

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