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【第4回 お中元シリーズ その2】

園山明子さんの

第4回 お中元シリーズ その2

前回はのしや水引についてお話しましたね。贈り物の準備が整ったら、一度それを風呂敷に包んで、
日ごろお世話になっているお宅を訪問されてみてはいかかでしょうか。


風呂敷の包みかた

最近では、つつましやかに風呂敷包みを抱えて歩く人を見かけなくなりましたが、日本ならではの風呂敷の持つ温かさ、
優しさを見直していただきたいと 願ってやみません。お中元に限らず、手土産やお歳暮にも使えます。
お弁当を包む際に練習してみるのも良い考えかもしれませんね。




贈答品の渡し方


部屋に入ったら、手土産を置き、挨拶をします。 持参した手土産を風呂敷から取り出します。 風呂敷は軽くたたんで脇に置きます。
手土産を先方に向けます。 両手を添え、口上を述べて差し出します。 主人側はお礼を述べます。
 
主人側は、手前に引き寄せます。 上座の方へとりこみます。


「つまらないものですが」という」言葉を使う方も多いようですが、こうしたへり下った言い方よりも、もっと素直に自分の気持ちを
表現した方がいいのではないでしょうか。 私は親しい方に対しては「とてもおいしいお菓子を見つけたの。
あなたに食べていただきたく て」
と思いを伝えます。率直な言葉で表現することのできない相手なら、
「お口に合えばうれしいのですが」という言葉でお渡しすることにしています。
 

金封紙をお渡しする機会もあると思います。ここで一般的に使われる台付袱紗(だいつきふくさ)の使い方をご紹介しておきましょう。

 

台付ふくさの扱い方(祝儀袋)





金封紙の渡し方



弔事においても金封紙はつかいます。 また弔事の作法として後々紹介する事にしましょう。
 

日本人として風呂敷を使いこなし、贈り物を丁寧に扱うことができる。 また一つ、「美人のオーラ」、ゲットです。

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山


一言コラム

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