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建仁寺

建仁寺について・アクセス 建仁寺を歩くコース 建仁寺データ
建仁寺を歩くコース
常光院 正伝永源院 方丈(本坊) 法堂 茶席・東陽坊 両足院 開山堂
三門 浴室 禅居庵 摩利支尊天堂 勅使門 霊洞院(僧堂) 六道珍皇寺

両足院
建仁寺の第35世龍山徳見が開山しました。客殿や織田有楽好みの茶室「水月亭」は嘉永年間(1848〜1854年)に再建されました。藪内家の菩提寺であり、藪内家五代の竹心紹智が作庭した露地庭と伝えられています。池泉廻遊式庭園は名勝に指定されており、全体で約300坪にも及びます。龍山徳見が元から連れ帰った中国人・林浄因が、日本で初めて饅頭を作ったと伝えられています。本尊の阿弥陀如来は鞍馬毘沙門天の胎内仏だったとされています。
両足院
  • 拝観期間:方丈・庭園・茶室のみFAX(075-561-3270)、電話、往復葉書にて要予約 特別公開時…春の特別拝観・寺宝展 4/21〜5/6頃 等(京の冬の旅1/14)〜3/19※2006年度例)
  • 重文:伝如拙筆「三教図」
  • 名勝:池泉庭園(回遊式)
  • その他の寺宝:書院、茶室「水月亭」「臨池亭」、長谷川等伯晩年の筆「松に童子図」、伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」
  • 拝観料:春の特別拝観:800円
  • お問い合わせ:075-561-3216
  • アクセス:建仁寺内

名前の由来は、仏の10の尊称の一つ「両足尊」から。如来の別名でもあります。
また、梅雨時には、池の周りの夏草の葉が三枚ずつ白く変色するので「三白草の寺」とも。

普段は非公開ですが、約300坪の敷地を誇る庭は、枯山水の方丈前庭、方丈東庭(伝・桃山時代の作)と、江戸中期作庭の池泉廻遊式庭園の書院前庭で構成され、それぞれ異なった趣の庭を楽しむ事ができます。

茶室「水月亭」(暦の席)は、織田信長の実弟であり、千利休に茶を学んだ大名茶人として名高い織田有楽斎が、建仁寺の塔頭・正伝院に建て、隠居したという名席・国宝の「如庵」(現在は愛知県の犬山城近くに移築、正伝永源院にある茶室は復元)の写しと伝えられています。

隣の茶室「臨池亭」は、昭和初期に白木屋(東急百貨店の前身)の創業者、大村彦太郎により寄進されたものです。また、茶道藪内家の菩提寺でもあり、墓地には薮内家流の家元の中興の祖・竹心居士の墓等著名人の墓があるそうです。

ここのご本尊は、鞍馬毘沙門天の胎内仏でした。比叡山が織田信長によって焼き討ちにあった時、鞍馬の僧が比喜多養清(室町将軍の茶家で筑前黒田家京都御用達)の所へと、尊像を疎開させたものなのだそうです。
この尊像を、黒田長政は内兜に収めて関が原の合戦に出陣し、勝利を収めたのだとか。

毘沙門さんは、脇仏として魔王、不動明王を祀り、毘沙門天堂の狛犬は寅の姿。
両足院 寅年の人の守り本尊でもあります。毎月8日には月例祭を行っています。

こんなエピソードを聞くと、ここぞという勝負の時に、毘沙門さんのお力添えを頂きに上がりたくなりますね。

ちなみに、この両足院はおまんじゅうの始祖の寺でもあるそうです!なんじゃそりゃ!

というのは、開山の龍山和尚が元からの帰国の際に、同行した中国の林浄因が奈良に住み、日本で初めて餡入りの饅頭を作ったのだそうです。その子孫が饅頭屋と称して後に京都へ移り、今も烏丸に饅頭屋町という町名が烏丸通三条下ルの辺りに残っています。その後一族は移住し、現在も東京・塩瀬総本家として続いています。

開山堂
開山栄西禅師の墓所です。苔むした庭に開山お手植えの菩提樹が今も茂っています。栄西禅師は、岡山吉備津宮の神官出身であったと伝えられていて、仏門に帰依されながらも日本古来の神を信仰し、建仁寺の建立にあたり守護神として恵比須神社を建立しました。禅師は自らの墓所を恵比須神社の真正面に向かい西向きに建てるよう遺言し、開山堂は恵比須神社の真正面東に当たる位置に建てられています。
  • 拝観期間:特別公開時のみ…春の特別拝観・寺宝展 4/21〜5/6頃 等
  • その他の寺宝:赤旃檀釈迦如来像、「竜虎図」、「孔雀図」
  • 拝観料:春の特別拝観:800円
  • アクセス:建仁寺内

こちらもまたまた普段は非公開。江戸期のものと伝わるこの楼門は、鳴滝にある妙光寺から移築されたものだそうです。
栄西禅師像、開基・源頼家の像、また、加藤文麗筆「龍虎図」や原在中「松鶴波図」「白梅群禽図」「孔雀図」等の名品を所有しています。

三門
三門は「望闕楼」といい、「御所を望む楼閣」という意味で名づけられました。静岡県浜松市の安寧寺から1923年に移築したもので、江戸時代末期の建築です。
  • その他の寺宝:観音菩薩像、十六羅漢像
  • アクセス:建仁寺内
三門

禅寺の特徴として、方丈・法堂・三門が一直線上に並んでいます。
楼上には法堂と同じく、釈迦如来、迦葉・阿難の両尊者と、十六羅漢が祀られているそうです。

浴室
寛永5(1628)年に三江和尚(諱紹益)により建立されました。七堂伽藍の一つで、内部は待合・浴室・土間(火炊場)に分かれています。蒸し風呂で、禅寺では入浴も大切な修行の一部として、厳しい作法が細かく定められています。 平成14年の開創800年の記念事業として、解休前の古材を用いて復元され、鎌倉時代の古図に基づいて境内の南東部に移転されました。
浴室

「浴堂」ともいい、現在は浴室としては使用されていませんが、禅宗の寺では僧堂・食堂(じきどう)と共に三黙堂と呼ばれ、入浴中は終始無言で厳しい作法を守る修行の場であった事を今に伝えています。

禅居庵
禅居庵(摩利支天堂) 取材当時は、建仁寺派の前管長を務めていたという素堂老漢の遺墨展が開催中だったので、入る事ができました。

「さて、素堂サンとはどんな作品を描いた人だろう?」と思いつつ中に入ると、入り口にあった小坊主さんの墨絵を観てピンときました。和菓子の松壽軒さんの手提げ袋に描いてある絵と同じ!
この方は、建仁寺と鎌倉の建長寺の管長さんだったようです。
お名前でネット検索すると、先程の小堀泰巖さんのH.Pがヒットするのですが、よく見ると小堀泰巖さんもなかなかユニークなお方のようです。

子供好きだったという師が描く、愛らしい小坊主や雀のしぐさ、子供向けに書かれた平仮名の手紙には、温かい人柄が表れていました。




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