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京のお話

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田邊扶仁子さんの

京のしきたり


第12回 お盆

お盆になると、近所の方から「これ、お供えに」と野菜や果物をいただくことが多くなります。 今年も親戚の方から「すいか」をいただき、近所の方からは「夏みかん」をいただきました。

 今年、供えたものは、朝 ごはん 昼 そうめん、おはぎ 夜 七色のおかず(おくら、人参、なす、玉葱、じゃがいも、ししとう、インゲン)お仏壇のお供えものは、「なす、にがうり、まっか、バナナ、おくら、ほうずき、なつみかん、すいか、トマト、さつまいも、りんご、かぼちゃ、そうめん、人参、ぶどう、彼岸まんじゅう」でした。

『聞き書 京都の食事』によると、盆のお供えは「八月一三日の夕食には小豆かゆを供え、小麦わらのたいまつを燃やして先祖を迎える。 十四日は朝食に、ぼたもち(小豆あん、きな粉)と味噌汁と供えてから食べる。 昼はなますのごまあえ、夕食にはそうめん、夜食にはもちと七色汁(季節の野菜を七種類入れた味噌汁)を供える。 十五日は夕食どきに小豆がゆを供え、十三日と同じ小麦のわらのたいまつで送り火を燃やして仏さまを送る。

この三が日は熱い番茶を何回となく供えて供養する」と書いてあります。姑は年によってお供え物をする回数や 丁寧さは異なりますが、そうめんと七色のおかずを供えることだけは毎年欠かしたことがありません。

変わって初盆の話。これも友人から聞いた話ですが、その方の大ばあさんの初盆の時、何かお祝いごとのように派手な飾りが仏間においてあったそうです。 くす玉のヒラヒラのようなものや七夕飾りのようなもの、これを見て彼女は「これは祝い事か」と度肝を抜かれたそう。











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