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食欲の秋です。ほかほかの松茸御飯に栗などが食卓に乗せられ、はやく食べたくなりますね。そこでちょっと待った! はやる気持ちが動作に現れていませんか?
食事の仕方を見ただけで、その人の生き方や人柄が分かるといわれます。 『食事をすること』は、生きていく上で欠かせないものですが、ただ食べるという本能にまかせては動物と同じです。 自分だけ先にはしをとって食べたり、人の食事をジロジロ見たり、皆が食べ終わっているのにいつまでもはしを動かしていたりなど自分の意のままに食事をするのは、同席の人にとって決して気持ちのいいものではありません。ほんの少し周りに目を配るという慎みの心が大切です。
そんな堅苦しいことを考えていては、食べ物が美味しくないなどとは思わないでください。 さりげない心配りが身につけば、煩わしいものではなくなるでしょうし、人格の一つとなるはずです。
はし扱いをマスターして「美人」になる
五人に一人ははしを正しく持てないというのが現状のようです。
■はしの持ち方
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| 一本は人差し指と中指ではさみ、そこに親指を添えます。もう一本は薬指で支えます。 |
使うときは、親指を軸にして人差し指と中指ではさんだ方を動かして使います。 |
■はしの取り方
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右手をそのまま下へ滑らす。 |
右手ではしの中ほどを持つ。 |
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左手を引いて正しくはしを持つ。 |
左手で下から受け、右手をはしに沿って滑らし、右端へ移動する。 |
さぐりばし
おかずの中身の好物だけをはしで探すことです。どうしても食べられないものは、はしをつけないほうがいいでしょう。せっかくの心尽くしに探りを入れるようで、作ってくださった方に失礼になります。
空ばし
いったんはしをつけながら、何にも取らないで引っ込めることです。一度おかずにはしを出したら、途中で気が変わったとしても、ほんの少しでも取りましょう。
ねぶりばし
はしに付いたご飯等をしゃぶって取ることです。和食をいただく際は懐紙を持参し、食膳の下でそっとぬぐうようにしましょう。
けずりばし
割りばしのとげを取るため、二本のはしを削り合わせることです。とげは手で目立たないように取りましょう。
諸起こしのはし(もろおこしのはし)
左右の手を同時に出してはしと茶碗の両方を取ることを戒めたものです。一時も早く食べたいといういやしい動作に見えます。
私自身も完璧に美しく食することができているかといえば、そうでもありません。 魚をきれいに食べたり、周りと食べる速さを合わせるのはまだまだ上手くはありませんが、料理を作って下さった人への気持ちの表し方や自分がより洗練された者であるように見せる技として、少しずつ慣れていこうと思っています。
美しいはし使いはその人に洗練された「美人のオーラ」を添えてくれることでしょう。
これから毎日三度の食事を大切に!
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