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京のお話

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園山明子さんの

美人のオーラを作る礼儀作法


第9回 エレベーター

前回「結婚披露宴の会場、自動車の座席、そしてエレベーターにまで上座・下座がある」とお話しましたね。 それを聞いて「えっ、エレベーターにもそんなものがあるの?」と思った人は私だけじゃないはず。 気になる人のためにご紹介しましょう

自動車の中の上座・下座

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 体の不自由な方や和服の方などと同乗する際は、乗り降りしやすい席を勧めるなど、気を遣いたいものです。

冠婚葬祭における上座、下座

 結婚披露宴では、受付で席次表を渡されますから、戸惑うことはありません。 むしろ席次表を作成する側に苦労が多いものです。 会社、友人、親類、家族等をグループ分けしてから、グループの順位を決め、次にグループ内の順位を決めていきます。 このグループのどこにも該当しない人には、孤立しないように席次に気を遣いましょう。

 葬儀や法事では、焼香の順がそのまま席次の順になります。 これは、血縁関係によって決まります。 社会的地位や立場とは全く違う尺度で席次が決まるのが普通ですから、家の格式を保つ上でも、そういった地位、立場の方に気を遣って、順位を崩す必要はありません。

エレベーター

 エレベーターが開くと同時に、ヅカヅカと中に入ってくる人を見かけることがありますが、降りる人が先という当たり前のことが守られていないのは残念なことです。ドアの中央で待たないように脇の方に立つ習慣をつけたいものです。

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目上の方が入ってきたら・・・
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ドアの前で待たず、
脇のほうに立つ習慣をつけましょう。
操作盤がある側と反対側の奥が上座。
自分は入り口近くに立ち、敬礼します。

 これは皆さんも電車等を利用する時にも目にした事があるでしょう。 電車のなかでは特に、自分が他の乗客よりも早く入り口から電車に入ったら、すぐ近くの駅に降りるつもりでも、一旦脇や奥の方に進まれるほうが良いと思います。 入った後安心するためか、大抵の人は席が空いてない場合には入り口付近でたまってしまいます。 すると座席前は空いているのに、先に入った人も後から入ってきた人も、非常に狭苦しい思いをする、という事が案外あるのです。

 また、混雑したバスなどでも、席が空いているのに皆が遠慮して座らないでいるという奇妙な現象が見られる事があります。 誰かがそこに座れば一人当たりのスペースが若干広くなり、狭いバスでも多少は楽になるはずです。

 また、一般社会では、お年寄りや、赤ちゃんを抱いた人などが入ってきたら奥の方に招き入れ、自分は操作盤の前に立って「何階を押しましょうか」等、声をかけたいもの。 エレベーターの中にいるわずかな時間とはいえ、その場の雰囲気がどれ程和むことでしょう。

 エレベーターでのこういった助け合いにはよく会いますね。 同じ階で、先に降りる人が「お先に」といって軽くお辞儀をして下さる時があります。 ほんの些細な事でも、するかしないかで随分とその人の印象が違います。 中がとても込み入っているのなら、ドアが開く度に一旦外に出て先に降りる人をスムーズに降ろしてあげる、エスカレーターでも急ぐ人の為に片側を空けておく、もうこれらは常識として人々の間に定着しつつあるようです。 しかしまだ自分の事で精いっぱいで、周りの様子にまで気を配れない人がいるのも事実です。
 こうしたいくつかの席次について考えてみますと、

1) 必要以上に席次にこだわらない
2) 下座の人への心遣いを忘れない
3) 遠慮しすぎて相手を困らせない
4) その席に応じて慎み深さを忘れない

これが席次に対しての心の礼法ということになるでしょう。 たとえ自分が疲れていても、急いでいても周りの人たちに気を配ることができる。 「美人のオーラ」は緊張感と気配りから生まれるのですね!

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山



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